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[2007.07.26]
■熟女4人とサクランボ狩りをする
壮瞥町に岩倉観光農園がある。ここのオーナーのTさんはすごく気がいい。 
私は4年前からお付き合いがあり、今では夜になると突然コテージに現れるようになった。 
 
家の中には居場所が無い典型的なオヤジなのかもしれない。まだハッキリは分らない。 
酒を飲めないTさんはいつもコーラを2缶は飲む。そして11時頃までいる。 
 



そのTさんが寿司屋のJちゃんをサクランボ狩りに誘って欲しいようだった。それを察した私はJちゃんと女房を誘ってTさんの農園に行くことになった。 
ところが、JちゃんはボンジュールのママのIさんを誘った。更にIさんはYさんを誘った。 
 
誘い誘われて、ついに5人にもなってしまった。 
Tさんは私達とJちゃんだけ無料で入れたかったんじゃないかなー? 
午後2時に岩倉観光農園前に熟美女4人とオヤジ1人が集合した。早速、裏のサクランボ畑に入る。我々はもう何度も行っているので、少し摘む程度である。 
 
伊達の町に住んでいる熟女3人はサクランボ狩りは初めてで、始まる前から興奮気味である。 
美味しいサクランボを思いっ切り食べようと、梯子を持ってサクランボの木に向かう。ところが私から見ると、あまり生っていない木ばかり選んで梯子を架けて登っている。私が『そこはサクランボが少ないよ!』と言うと、梯子を担いでウロウロしている。 
 
Tさんは『サクランボ狩りではズボンは禁止です。ミニスカートでお願いします』なんて冗談を言っている。木から木へとウロウロするのだが、またサクランボの少ない場所に行ってしまう。その様が可笑しい。 
 
遠くから見ればすぐ判るのに、近くに寄り過ぎているのだ。お腹一杯のサクランボを食べて、バケツ一杯のサクランボを収穫して満足な3人だった。 
熟女もサクランボを前にすると子供に戻るんだなー。 
 
 
(おまけの話) 
Tさんの奥さんは働き者である。 
今の時期は午前4時前から起き出して、サクランボの仕分けと箱詰めをしている。サクランボは痛みが早いので、収穫したらすぐに出荷をしないと商品価値が落ちる。昼間は売店で観光客にサクランボやジャムの販売をするので、休む時間が無い。だからいつもストレスを抱えている。 
 
そんな彼女は歌が大好きだ。ある日、私達夫婦は彼ら夫婦を誘ってカラオケに行った。 
オヤジは歌はまるで駄目だ。ところが母さんは歌が飛びきりに上手い。特に石川さゆりの歌を歌わしたら、天下一品である。 
 
そこでオヤジは洞爺湖温泉で行われるNHKのど自慢に出るように母さんに言った。 
目立つことの嫌いな母さんは『無理強いするなら離婚する』とオヤジを脅かした。 
そのとばっちりが私の方に来て、Tさんは『橋本さん、NHKのど自慢に出たら』と、音痴な私に誘いを掛けてきた。危うくその気になりそうになった。 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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