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[2012.03.29]
■中央区観光特派員 
中央区に「観光協会特派員制度」と、いうものがある。 
主に中央区に住む時間のある高齢者が、中央区の観光名所などを紹介するブログを書いている。 
 
これは中央区の厳正な試験を通った人だけに許されているので、私のように勝手に書いているわけではない。 
そんな中に「ゆりかもめ」というペンネームでブログを書いている女性がいる。 
 
入口の近くに咲いていた梅3種 


彼女は同じマンションに住む住民で、私達夫婦とは時々、食事に行く仲である。 
彼女から、浜離宮の池に架かる「お伝い橋」が架け替え工事の為に、3月20日から通行出来なくなるので、その前に見ておいたらどうかと誘われた。 
 
彼女は浜離宮のボランティア・ガイドの資格も持っている。 
 
ボランティア・ガイドの「ゆりかもめ」さん 
 
天気の良い平日にマンションの住民、9人が浜離宮前に集合した。 
今までに何回も浜離宮に行っているが、ガイドをしてもらったのは初めてだった。 
 
入園の時にもらう公園ガイドのパンフレットもろくに見ない私なので、彼女の丁寧なガイドで浜離宮の歴史が分かった。 
 
浜離宮は元は徳川将軍家の庭園で、明治維新後は皇室の離宮となっていたのを、1945年に東京都に下賜されたものだそうだ。 
 
暖かくなったので、松の手入れが始まる 
 
お伝い橋の架かっている池は海水を引き込んでいるので、潮の満ち引きにより水位が変る。 
今は捕獲が禁止だが、鴨が来る場所なので、公園内に2ヶ所の鴨場がある。今でも正月になると鴨猟に使われる鷹を鷹匠が操る演技を見せている。 
 
浜離宮のどこからでも、私の住むマンションが見える。 
鴨と高層ビルという、なんとも変な取り合わせだが、これも都会の風景なのかもしれない。 
 
鴨も日向ぼっこに集まる (庚申堂鴨場) 
 
(おまけの話) 
「ゆりかもめ」さんと知り合ったのは偶然のことからだった。 
私が以前に住んでいた小金井市でお付き合いをしていた素人画家のXさんがいる。 
 
彼は毎年、有楽町の交通会館地下で個展を開いている。 
2年前の秋に彼の個展を見に行った時に、「引越しをしたので、次回から新住所に案内を送ってくれ」と頼んだ。 
 
鴨場の小屋ののぞき穴 (昔はここから鴨を見た) 
 
その住所を見たX画伯は、「あれー、私の小学校の同級生が住んでいるマンションだ」。 
そして画伯の紹介で、この「ゆりかもめ」さん夫婦とお付き合いをするようになったのである。 
 
X画伯は、「東京湾花火の時は行くよ」と言っていたが、彼から買った小金井公園の桜の絵画4枚組は、マンションに飾る場所が無いので、引越し前に知り合いにあげてしまった。 
 
X画伯が来たら、バレてしまうな-。 
 
お伝い橋から見える我が家 (都会の中の静寂) 
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▼コメント(1)
名前:daisukey  2012.03.29 10:05:12
なんかやはりそちらはすっかり春めいていますね。  
北海道はまだ暖かくなったり寒くなったり。  
雪もまだ降ったりします。  
でも確実に日差しが春めいてきました。  
すばらしいシーズンがまた始まりそうです。 

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プロフィール
心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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