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[2012.06.06]
■不明朗なサービス料
こちらに引越して来てから、外食をすることが多くなった。 
その理由は、「私は外食が好きである」、「リタイアしたのだから、女房にも楽をさせたい」、「美味しい食べ物屋が近くに多い」など色々ある。 
 
銀座4丁目交差点から新橋方面を見る 
 
銀座に日本蕎麦屋の「よし田」という老舗がある。 
名物は「コロッケ蕎麦」である。 
ここのコロッケは鳥の「つくね」を丸めて、フライにしたものである。 
私はこれはあまり好きではない。 
 
「よし田」のコロッケ蕎麦 (1000円) 


たまに豪華に高級店に行くこともある。 
「料理の鉄人」でお馴染の、道場六三郎の銀座店「みちば」へ行った。 
店の作りはさほど豪華とは感じないが、雰囲気が豪華だ。 
 
高級店では、お椀の出汁で評価が決る 
 
料理は和食風の創作料理で、私の口に合う。 
ワインなど飲みながら食事をしているお客は、みんな金持ちに見えてしまう。 
お勘定の段で、10%のサービス料が加算されていた。 
 
あのサービス料というのは、なんなんだろう? 
カフェテリアじゃないんだから、サービスをしてもらわないと食べられない。 
チップを強要されているような感じで、私は好きになれない。 
 
トマト姿煮 (粒貝、海老、椎茸入り) 
 
何を基準にサービス料を取るのだろうか? 
確かに安い店からみたら、サービスは良い。 
でも、元々、料金が高いのだから、サービスが良くて当り前じゃないかと思う。 
 
私の大好きなうなぎの野田岩もサービス料を取る。 
以前に行った麻布のイタリア料理店では、なんと「席料」を取った。 
座らなきゃ食べられないのに、席料はおかしい。 
それでは、立って食べれば席料は支払う必要はないのだろうか? 
 
野田岩のうなぎ 
 
飲食業は色々と不明朗なことが多い。 
私の嫌いな「付き出し」とはなんだ? 
酒も飲まないし、注文もしていない私に代金を請求するのは変ではないか? 
 
年をとると、腹の立つことが増えて困る。 
 
鯛荒焚き (アップになると怖い) 
 
(おまけの話) 
「日本はチップが無いから良い」、ということがよく言わる。 
しかし本当にそうだろうか? 
 
私の持論は、「チップ制度の方が良い」である。 
なぜなら、日本ではチップ相当額が料理の代金に含まれている。 
 
あられ蕎麦 (1400円) 
 
 
諸外国ではサービスを提供する者(ウエイター)は、チップが給料の大半を占めているので、その額が増えるように一生懸命にサービスをする。 
ところが日本では、サービスをする者は給料を支払ってくれる経営者の方へ顔を向けている。 
 
銀座4丁目 (鯛焼きは何を意味するのか?) 
 
お客はどちらの場合でも、総額では同じ金額を支払っているのだから、チップ制の方が良いはずである。 
しかもチップ制なら、「サービスが悪ければ支払わない」という奥の手も残されている分、お客には有利である。 
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▼コメント(2)
名前:daisukey  2012.06.06 12:28:04
確かに米国などのチップシステムは合理的に見えます。  
 
でも紫力さんのご意見ももっともですねえ。  
 
アメリカでは、特に高級店では、当然のように20%のチップが加算されてくるケースが多い。景気の悪い近頃は、(自分の経済的理由から)チップを払わない人が多くなってきたこともあるからじゃないでしょうか。やはり余裕がないとチップははずめないものです。笑  
 
「損か得か?」という議論とはちょっと違う次元になりますが、僕は提供する側とされる側の「心の問題」に注目します。それは金銭的損得ではなくて快不快の問題ですけど。  
 
心付けのチップというのは、昔から日本にあります。  
「これ、とっといて・・・」という文化は何も西洋のものとは限らないと思います。  
あるいはチップを出さなくてもその店や商品のファンになってリピーターになったり、人に紹介するというのもひとつの表現でしょう。  
 
でも値段の割に大しておいしくないものを食べたときは、確かに損をした気分になりますね。そういうときはおそらくその店には2度と行かないだけでしょう。別にそれはその店に対する「仕返し」という意味ではないですが。  
 
でもそういうお客が増えると、お店側もお客が来なくなって始めて自分たちのプライスパフォーマンスが悪いことに気づき、時すでに遅しとなることがあるならば、チップの多少で早めに問題点に気づけばお店にとってもいいかもしれない。(チップが給仕の懐ではなく、お店の収入になる場合ですが)  
 
そう見ると、金銭損得から見るならば、チップ制はお客にとって有利なだけでなく、お店にとっても問題点早期発見において有利なのかもしれませんね。  
 
 
でもまあチップが「ある」「ない(最初から含まれている)」のシステム自体はどっちもどっちで、要は何かを「与えてうれしい」「与えられてうれしい」という感謝の気持をどう表すかということに、損得勘定を超えた何かがあるのかな、なんて考えました。  
名前:紫力  2012.06.06 08:48:11
橋本さんは米国が長いのでチップが当たり前だとお感じになるのでしょうが、米国のチップの割合は異常に高すぎます。  
 
さらにUS$3のビールを3本、スタンドで買うだけでお釣りなし、つまり勝手にUS$1のサービス料を取られたりします。  
 
私は日本のやり方のほうがいいですね。 

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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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