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[2012.08.06]
■下町の祭り 
この辺りは周りを運河で囲まれていて、勝どき、月島、佃の3つの町が古くから助け合って生活して来た場所である。 
特に佃は徳川家康が大阪から漁師を連れて来て、しかも領地まで与えてそこで漁をさせたという歴史の町である。 
 
住吉神社祭礼ポスター 
 
その中心となっているのが、住吉神社である。 
 
その住吉神社で3年に1度の大祭が行われた。 
大祭を仕切るのは住吉神社のおひざ元の佃住吉講である。 
本当は昨年行われるはずだったが、東日本大震災の為に1年の延期となった。 
 
寄付金を確認する女性 


この祭りの見どころは色々とあるが、地元の長老の話ではメインイベントは「船渡御」である。 
これは宮神輿を住吉神社の傍から船に乗せて隅田川を水上巡行するもので、水の都に相応しい行事である。 
 
獅子頭の争奪神事 
 
遠くから見る祭りも悪くはないが、少し物足りない。 
写真を撮るだけなら、外の方が条件がいい。 
でも楽しむとなると、祭りの中にいないと楽しくないが、まだ引越して1年目なので遠慮する。 
 
神輿に威勢よく水をかける 
 
本当は勝鬨橋の上から撮影したかったのだが、古くからこの近くに住む同級生のO君からのメールで、『小生の教えられた知識では御神輿を見下ろして撮るのはご法度で、考えられません』とあったので、それは止めにして隅田川テラスで御座船を待つ。 
 
勝鬨橋の下を行く御座船 
 
午前7時少し前になって、御座船に乗せられた宮神輿を先頭に祭の役員が乗った屋形舟などが続々と隅田川を下って来る。 
近代的な高層ビルと御座船という取り合わせが、妙にマッチしている。 
 
隅田川テラスでお迎えする町内の人々 
 
下町の祭も時代と共に移り代って行くようだが、それでも祭りを仕切る人達の気持ちは変わらないようだ。 
 
(おまけの話) 
私の住むマンションの自治会が祭礼の為のご祝儀を20万円出した。 
その張り紙を探しに住吉神社まで行った時のことである。 
 
佃住吉講の面々 
 
貼り出されている名札の中に、私達のマンションの名前が無い。 
そこで近くの祭りの詰所に行ってみた。 
そこに居た下町風のオヤッさんという感じ年配の人の話で、私達とは町内が違うと分かった。 
 
住吉神社の八角神輿 
 
そしてなにも知らない私の為に、住吉神社の歴史から始まり、祭りの見どころなどを親切に教えてくれた。 
 
それを縁に親しくなったので、祭りの前日に同じ詰所に顔を出した。 
 
持参した日本酒2本 
 
今回は祝い酒として、同行した酒好きのMさんが選んだ日本酒を2本持参した。祭の当日には、東京湾大華火大会の当日にマンションの敷地内に入れる入場券をプレゼントした。 
 
プレゼント攻勢が功を奏したわけじゃないと思うが、これで伝統ある祭では、元々の地元民のような顔をして祭を楽しめたのである。 
 
佃住吉講の太鼓 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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