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[2008.01.10]
■ラーメン屋で出会ったオーブンミトンの旦那
女房が留守だったので、久し振りに『まんぼう亭』にラーメンを食べに行った。ここはいつも流行っていて、店の外で待つことがあるような人気店だった。鰹節の出汁から取ったスープが私は好きだった。 
 
ところが、その日はどうしたことかお昼の時間なのにお客は私の他にはもう1人しか居なかった。 
最近の豚骨スープの流行のせいか、或いは不況の影響かはよく分らない。そのもう1人のお客が私の知り合いの小嶋さんの亭主だった。 
 


彼は地元でフランス料理店をやっていて、女房は同じ場所で洋菓子を作って売っている。彼女の作るケーキはかなり売れていて、都内から買いに来るほどの美味しいケーキで、テレビにも時々出てはケーキの作り方を指導している。地元でケーキ教室もやっている頑張り屋である。 
なんと、その放送を私はホーチミンでNHK衛星放送で見たことがある。 
 
お店(オーブンミトン)は我が家から近かったのでよく買いに行った。ところが我々が10月に伊達市から戻ると、なぜかお店は閉まっていた。 
どうしたのかなと思っていたところにラーメン屋でその小嶋さんに会った。 
 
彼に聞いたら、お店の場所は前の店から10分くらい行った『はけの』の中村研一記念・小金井市立はけの森美術館の敷地内の母屋を借りて、そこに移動したと言う。 
 
 
散歩がてら女房とブラブラと歩いて行ってみた。 
武蔵野の面影が色濃く残るはけのの雑木林の中にオーブンミトンはあった。画家の中村研一の元自宅跡で、落ち着いた民家の内装を喫茶店に改造したお店はいかにも女性が好きそうな店構えだった。 
 
6つのテーブルは満席で、全て女性で占められていて男性は私だけだった。シフォン・セットを頼む。 
美味しいコーヒーとシフォンケーキでのひと時は都会の喧騒を忘れさせてくれた。帰りにはお土産までもらってしまった。 
 
 
お勧めの名店である。是非とも行ってみて欲しい。月・火曜日が定休日です。 
 
(おまけの話) 
小嶋さん夫妻はグルメである。 
しばらく前はよく一緒に色々な店に食べ歩きに行ったことがある。少しオタク風な店が得意な彼らは我々に新鮮な情報を提供してくれた。 
 
ある時、『京風うどん屋を自宅に呼んで食べる会を開きませんか?』という提案があった。珍しいことが好きな我々はすぐに賛同した。 
うどん屋は花背という洒落た名前である。花背とは京都鞍馬の更に奥にある地名で、若狭湾で獲れた鯖を京都に運ぶ為の鯖街道の途中にある町である。 
 
私は京都に行った時に鞍馬から車で30分位奥の花背に行ったことがある。その町の出身のオヤジが開いた店なので花背という店名にしたそうだ。 
うどん屋であるが、我が家に20名くらいのお客を呼んで食べる会を開いた。見ている前でうどんを打ち、天ぷらを揚げて、出来たてを食べた。 
 
私はあまり美味しいと思わなかった。何故なら京風うどんはコシが弱いので、コシの強い讃岐うどんが好きな私には合わなかった。その時に20名の中に見たことがあるオヤジが居た。話してみて判ったのだが、なんとラーメン屋のまんぼう亭のオヤジだった。 
人というのはユニフォームを脱いでしまうと分らないものだ。 
 
(おまけのおまけ) 
後日のことである。 
小嶋さんが我が家にケーキを持って来てくれた。 
その時の話である。彼女の店で働いている若い女性に伊達市出身の子がいると言う。詳しく聞いたら父親は伊達市役所の職員だそうだ。早速、伊達市役所に問い合わせたら、彼女の父親のOさんからメールが入った。 
 
『世間は狭過ぎる』というか、日本は狭過ぎるなー。 
その後にまたお店に行った我々は親しくOさんのお嬢さんと話をしたのである。 
見知らぬ土地で働くお嬢さんが心の伊達市民第1号の住む町に就職して、ご両親も何故だか安心したようだ。 
 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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