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[2008.02.06]
■シニアはどこでも引っ張りだこ(ハワイ・5)
伊達市では元気なシニアを呼び寄せようと考えて、色々な企画を立てている。 
全国の地方自治体でもみんなで同じことを考えている。 
 
東南アジア諸国もそんな日本のシニアを当てにしているようだ。私はそのシニアだから判るが、そんなにシニアを当てにして良いのかなーとも思う。 
シニアと言えば聞こえはいいが、ただのジジババであることも忘れてはいけない。 
定年後に入る年金をみんなで狙っているが、年金だけでの生活は厳しいので、当てにされる程はシニアはお金を使わない。 


ハワイへ行ってみたら事情は少し違った。裕福なシニアが日本から結構来ている。 
私と違って年金以外に収入があるジジババが世の中にはかなりいるようだ。 
 
息子に会社を譲って自分は会長になって給料をもらったり、賃貸マンションやビルを所有していて、そこから収入がある恵まれた人達のようだ。 
そんな人達とハワイ在住のシニアを結びつけて、日本語で一緒に遊ぼうという会があった。 
 
その一つがハワイ・シニアライフ協会である。 
まだ昨年の暮れに出来たばかりの会であるが、創立メンバーに名士を配しているので、これからのこの会の発展は保証されているようなものだ。 
 
 
たまたま昨年の11月に『仏像 in ハワイ』の下見でホノルルを訪問した時に出会った額縁屋さんがその会の役員であることが分かった。そこで私は日本からメールを出して1月に仏像展を開催する時期にハワイ・シニア協会のゴルフの会に出たいとお願いした。 
 
幸いにまだ新設の会であるので、ゲスト参加を許してくれた。 
その会の幹事に、『土曜日の早朝にアラモアナ公園で日の出に合わせて気功の会があるので来ないか?』と誘われた。私は気功には興味が無かったが、日の出の写真を撮りたくて朝の7時に現地に行ってみた。 
そこでも気功を誘われたが、やはりやりたくなかった。 
 
 
アジアの国々でも日本のシニアを呼び込んでいる。 
アジアは年金だけで生活出来るので人気があるが、汚ないのと危険なのを我慢しないといけない。世界の色々な国で日本のシニアが暮らしているが、私の結論としては、『シニアが暮らすには伊達ほど良い場所はない』というものであった。 
 
(おまけの話) 
夕食を食べてホテルに戻ったら電話が鳴った。 
ハワイに来てまで、用事も無い私に電話が掛かるとは思えなかった。外国でのこういう電話は怪しい。 
出てみたら、『Kです』と名乗った。 
 
私は聞いたことがあるような、無いような気がして、『失礼ですが、どちらのKさんですか?』と聞くと、『北欧旅行で一緒になったKです』と言う。 私はすぐに人の名前を忘れるので、名乗られても分らなかった。 
 
北欧旅行で一緒になった人が、なぜハワイで電話をしてくるのか?その関係が理解不能であった。私は失礼の無いように話を合わせて、『それじゃー、明日の10時に展覧会会場で会いましょう』と言って電話を切った。翌日、10時に会場に現れたKさんを見て思い出した。 
 
彼は下町で飲食業のような会社を経営していたが、15年くらい前に50歳の時にその会社を売却して、そのまま何もしないで引退して今に至っている。 
北欧旅行で知り合った時に私が、『仏像 in ハワイを1月に開催する』と言ったのを覚えていたのだそうだ。 
 
彼はハワイに豪華なコンドミアムを所有していて、2~3ヶ月おきに女房と代り番子にハワイに来て、暫く1人で滞在するという生活を続けているそうだ。 
それが面白いのかどうかは私には判らない。 
でも、世の中には色々な人が居るんだな~と、またこの年になって勉強した。 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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