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[2008.02.14]
■伊達市からの贈り物
心の伊達市民という制度の発足の時に、伊達市役所のOさんから賛否を問われた。 
私は夏の滞在中には住民税を支払いたいくらいだから、すぐに賛成した。 
そのせいか、私は心の伊達市民の第1号となっている。 
 
折角だから心の伊達市民の人数を増やそうと考えて、女房は別に登録し、第2号となっている。 
でも、彼女は『私の女房は2号です』という私の言い方が気に入らないらしい。 


時々、伊達市から東京の私達のところに便りが届く。 
『心の伊達市民だより』と『心の伊達市民かわら版』である。 
 
 
今回はそれに加えて特産品抽選会のお知らせが入っていた。市役所からの案内書類には、『より伊達市を身近に感じて頂こうとの思いから、当市に関する短歌や俳句、川柳を募集し審査を行い、受賞者に特産品を送付することに致しました。』とあった。 
何人受賞出来て、何が贈られるのかは書いてないので判らない。 
 
そんな時に電話が鳴った。電話の液晶画面の表示を見ると(0142)である。 
これはすぐに北海道からの電話と判る。 
心の伊達市民として申し込んである特産品のホタテ貝を1月に送るように指定してあったが、ハワイに行っている留守の間に送られると具合が悪いので、事前に2月に変更しておいた。それを送るという電話だとすぐに判った。 
 
優しい女性の声で、『今日、発送しますので、明後日に届きます。召し上がって下さい』と言っていた。故郷の母から送られる郷土の味のような気がした。 
ところで我が家のラーちゃんは大のホタテ貝好きである。宅急便で着いたホタテ貝を女房が捌いていたら、台所から離れない。時々、手を伸ばして欲しがっている。 
 
 
噴火湾のホタテ貝は美味しい。貝殻付きで送られて来るホタテ貝は更に美味しい。以前、漁連のIさんにホタテ漁に連れて行ってもらったことがあるので、愛着もある。 
 
でも、都会の人は貝殻付きは困ると思う。調理が面倒だし、貝殻の処分にも困る。伊達市で困っているホタテ貝の貝殻を東京に送って、東京でもまた困っている。 
 
そこで解決策として、ホタテは中身だけにして、貝殻は小松さんが開発・販売している『ホタテ貝の漆喰壁材』に加工して両方を東京に送れば、どちらもありがたいのである。 
下記のアドレスでは、なんと英語のビデオで動画まで見られます。 
 
(おまけの話) 
東京で新聞を読んでも、知り合いや友人が登場するということは殆どない。ところが、伊達市から送られた『かわら版』を読むと、そうではない。 
この『かわら版』は室蘭民報から伊達市に関係のありそうなニュースだけをコピーして、それを綴じて送ってくれている。 
 
だから、そのニュースには知っている場所、知り合い、友人、気になる記事などが載っている。 
菊谷伊達市長が度々登場するのは当然としても、よく登場している人には伊達信金の楽木理事長がいる。 
かわら版を通して楽木さんの忙しさが垣間見える。 
 
また経済産業省の地域産業資源活用事業計画でホテル・ローヤルの『四季のスープ』が認定されて、神妙な面持ちで認定書を受ける河原さんの写真を見た。 
更に『田園せきない』の分譲販売が好調なことを知り、『小松さん、良かったね~』と心の中で喜ぶ。 
 
一方、ハンサム食堂の『伊達ぶつ玉』という新製品を知り、調理用改造車で巡って来て、イコロ農園でよく会う太田さんと、豚に拘っている黄金豚の大矢さんの顔を思い浮かべる。 
ニュースというのはメジャーなものも必要だが、こんなマイナーなニュースは心が温まる。 
こうやって、段々と伊達市に取り込まれて行くんだな~。 
伊達市のやり方は巧い。☆☆☆ 
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プロフィール
心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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