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[2008.05.09]
■我が家の逃亡者
我が家にはウズベキスタンからやって来た元ノラ猫のラーちゃんがいることは既にみんな知っていると思う。 
最近は外の猫に病気が蔓延しているので、外に出さないようにしている。でも、外に出たいラーちゃんはいつも私達のスキを狙っている。 
 
冬の間は部屋のガラス戸も閉めたままだから問題ないのだが、5月にもなり暑くなって来ると網戸にする。 
その時は網戸をガムテープで留めているが、それでも時々それを破って逃亡することがある。 


イコロ農園から持ち帰った種イモを狭い庭に植えているが、いよいよ花が咲いてきた。生育状況に違いがあるので、一斉に咲くというわけにはいかない。 
紫色の可憐な花は『北あかり』か?俄か農家の私は品種が分らない。 
 
 
根もとの雑草を取ったり、写真を撮ったりしていたら、後ろでなにかの気配を感じた。 
振り向いたらラ−ちゃんだ。また逃亡したのである。 
逃亡してもどこか遠くに行くわけではないらしい。 
なんとなく、その辺に居るが捕まえられない。呼んでも来ない。 
 
 
そんな時は知らぬ振りをして、部屋に入ってしまう。 
夕方になり、周りが薄暗くなるとラーちゃんも家が恋しくなるのか、硝子戸の向こうから部屋の中を覗いている。 
 
そうなったら、もうこっちのもので、ラーちゃんの好物のホタテの燻製を餌におびき寄せる。 
本人も家に入りたかったらしく、抵抗はしない。 
その後が大変である。体中が汚れてしまっているので、雑巾で全身を隈なく拭いてやる。この時だけは抵抗する。 
 
そしてまた、何事も無かったように居間のテレビの前で寝ている。 
 
(おまけの話) 
40年くらい前にテレビドラマで『逃亡者』というのが放送されていた。私はこのドラマが大好きで、毎回欠かさず見ていた。 
 
当時はテレビというのは1軒に1台しかなかったのであるから、家族が全員で見ていたことになる。 
まだ、放送は白黒の時代で、主役のデビット・ジャンセンが演じる医師のリチャード・キンブルが格好いいなーと思って見ていた。 
 
リチャード・キンブルは実際の事件からヒントを得て作られたドラマの主役で、身に覚えのない妻殺しの汚名を着せられて終身刑に処せられる。 
ところが、護送中の列車が転覆して、それから逃亡生活が始まるのである。 
 
対する敵役のジェラード警部が憎たらしく、執拗にリチャード・キンブルを追い詰めて行くのだが、際どいところで逃れて行く。 
毎回、このようなストーリーであったが、飽きなかった。 
 
この話を読んで、『そうだったなー』と同感を覚える人は、多分もう現役を引退している人ばかりだと思う。40年くらいはアッという間に過ぎてしまう。 
若い人たちよ、時間を無駄にしないように!  
 
引退すれば嫌になるほど時間はある。 
でも引退する前に、その時間の使い方を考えておかないと悲惨なことになる。 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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