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[2008.07.08]
■サミット初日に落語なんて・・・。
行き付けの駅前の床屋で手に入れた1枚のチラシがある。そこには7月7日の夜に紋鼈寺で落語会があるとあった。 
その日はサミットの初日の日に当たる日本にとっては大事な日だ。 
 
紋鼈寺と言えば私達がお世話になっているO家の菩提寺であり、私の彫った阿弥陀如来像が安置されているお寺である。更にレタス農家のSさんのオヤジさんが責任総代を務めている由緒正しいお寺でもある。 


午後5時30分に紋鼈寺に行く。 
先ずは久し振りの阿弥陀如来像にご対面である。 
僅かに色がくすんで来ていて、高名な仏師が彫った仏像のような気がするから不思議である。 
 
 
落語会に来たSさん、Tさん夫妻、Kさん夫妻を仏像見学に案内する。みんな私の彫った仏像の出来に感心したような態度はしてくれる。 
責任総代のSさんのオヤジさんは『橋本さんの仏像のことは檀家総代会議でも話題に出した』と言っていた。 
いまや私は大雄寺だけでなく、紋鼈寺でも檀家のような顔をしている。 
 
このお寺の住職は若くて明るい。いい感じだ。 
挨拶をしたら、私は初対面だがあちらは私をよく知っている感じだ。どうやら、このブログの読者のようだ。 
それなら私は今度は一緒にゴルフをしようと考えている。 
 
 
落語の方は上方落語で、『笑福亭松喬』という落語家とその弟子であった。 
上方落語をライブで聞くのは初めてであった。 
なかなか面白い。久し振りに腹の底から笑った。 
 
でも、世界の代表が近くのウィンザーホテルで地球の温暖化なんて重要な議題を話し合っているサミット初日に、落語なんか聞いていてもいいのだろうかと不安になった。 
あちらも豪華な食事をしながら何か出し物を見ているのかなー? 
 
(おまけの話) 
落語会は3時間近い長いイベントだった。 
途中で中休みがある。そこでトイレに行ったり、お茶を飲んだりする。その時、見知った顔のおばちゃんが『あら、橋本さんも来ていたのー?』と声を掛けて来た。顔に覚えがあるが、誰だか思い出せない。 
 
仕方ないので話を合わせて、親しい感じを出す。 
Tさんが、『あの人は誰?、橋本さんも顔が広いねー』と言う。 
 
私は『どこかの飲食店の女将さんかなー?』と返事をしたが分からない。その時にそのおばちゃんの言葉がヒントになって思い出した。 
『後ろから見ていて、橋本さんじゃないかと思った』というセリフだ。 
 
私の後姿を見て分かったのであるから、それは顔に関係なく頭を見て分かったということである。 
するとそれは床屋さんだ。 
彼女は伊達紋別駅前のS理髪店の女将さんだー。 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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