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[2008.08.04]
■理事長も踊る武者祭
8月2日の朝起きてみたら雨が降っていた。 
晴れ男の私でも1年中を通して『晴れ』というわけにはいかない。時々、強く風も吹いていて、今日の祭が開催されるかどうか心配になってくる。 
夕方の6時から始まる祭の山車の出発に間に合うように山を降りる。 
幸いなことに、町が近付くに連れて、雨が少なくなって来た。 


チロルの向かい側の原っぱに車を止めて、歩いて駅前に向かう。 
そこには出発を前に多くの山車と踊り手が集まっている。 
6時になり知り合いのK宮司の祝詞に続き、菊谷市長の挨拶、N道議の祝辞、関係者の挨拶と延々と続き、なかなか出発しない。 
祭というのは市民が楽しむものだから、挨拶は無い方が良い。 
 
 
6時30分になって、やっと出発した。 
先頭はいつものように、この町を代表する旦那衆である。 
武者祭実行委員長のOさんを初め、建設業のKさん、会計士のSさん、不動産業のKさん、蕎麦屋のAさん、そして金物屋のHさんは子供を抱いての行進である。 
 
先回りして町の真ん中で山車を待つ。 
天気予報が雨の影響で、人出は例年の3分の1くらいと寂しい。 
伊達信金の山車が来た。 
壮瞥町の支店長が綱を引いている。 
踊り手には知り合いが多くいる。 
最後尾でR理事長が踊っている。 
Rさんは挨拶の台にも立たず、踊りも目立たないように最後尾である。いつも目立つ仕事をしているので、こんな時には控えめなRさんだ。 
でも、年には勝てないのか、疲れで顔がゆがんで見える。 
 
 
(おまけの話) 
2番山車の一番前の踊り子は看護師のKさんだ。 
彼女はイコロ農園クラブのメンバーで、自分の畑も管理している。いつもは夜勤明けにやって来て、デメン姿で畑の草を取っている。 
若い女性なので、みんなが親切に農業指導をしている。 
若い女性というだけで得をしている。 
この世の中でジジイで得をすることはない。 
最近の若者は電車で席も譲ってくれないのだから・・・・。 
 
そのKさんが踊りとなると素晴らしい才能を発揮している。 
デメンの時はいつも前屈みの姿勢であるが、踊りは前に後ろに右に左にと縦横無尽に踊り狂う。 
行列の一番前で踊っているのは病院で役職が上なのか、踊りが上手なのかは分からない。この町の踊り手はみんなプロみたいだ。 
全身が汗まみれになって踊っているKさんは美しい。 
デメンを一生懸命にやっても前屈みだから目立たないが、踊るKさんを見て、これが同じ人かと驚いた。 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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