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[2008.08.26]
■コロッケとグラタン
ゴルフをする予定が雨が降り、延期となった。 
ところがTさんに電話したら、下界は雨が降っていないと言う。 
そこで買い物をしながらイコロ農園にジャガイモの収穫に行く。 


私と女房で我が家の夕食に使う分だけ掘り出した。 
ジャガイモ掘りは面白いので、食べる以上の量を掘ってしまう。そのジャガイモで夕食にコロッケとグラタンを作る予定だと女房は言う。 
私の女房は元料理研究家なので、ここに来て料理をしないで外食ばかりしていると無性に料理が作りたくなる時があるようだ。 
 
料理を始めて暫くすると、『沢山出来るので、Tさん夫婦を呼んだら』と言う。そこでTさんに電話をすると、気持ち良く来てくれることになった。 
 
 
コロッケは毛ガニ入りの豪華版で、それにジャガイモのグラタンもある。更にポテトサラダもある。 
 
午後6時半から始まったジャガイモ料理ディナーは、イコロ農園産ということもあり、みんなの『美味しい。美味しい』の言葉で延々と続き、酒も飲まないのに盛り上がる。 
『イモ仲間』もまた楽しいものである。 
 
 
(おまけの話) 
コロッケというのは昔から庶民の食べ物だった。 
小判型の今の形は私の子供の頃から変わらない。 
私は小学生の頃にソロバン教室に通っていたが、その時の友人にK君という農家の子供がいた。 
彼はソロバン教室の始まる前に、いつも近くの肉屋でコロッケを買って食べていた。私はそれが羨ましくて仕方なかった。 
K君はたまにではあるが、私にも買ってくれた。 
 
私の家はかなり躾に厳しい家だったので、『買い食い』なんて許されなかった。ある時からパッタリとK君はコロッケを買わなくなった。 
友人の話から、彼はコロッケを買うお金を母親の財布から盗んで来ていたのがバレたと知った。 
 
その後、何年も経ってから私の姉が料理教室に通うようになった。 
そして習って来たのがコロッケで、その形は俵型であった。 
名前もクロケットと言うそうで、その時以来、コロッケは凄く上品な高級料理になってしまったという私にとっての思い出がある。 
今の我が家のコロッケは俵型であるが、肉屋の小判型も捨て難いなー。 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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