伊達市地域生活情報マガジン『むしゃなび』へ ブログ★むしゃなび トップへ [今日:2] [昨日:1] [808] rss feed
[2008.09.03]
■新たな天敵に負けた
テレビのニュースを見ると全国的に洪水のニュースが流れている。 
幸いに留守宅の我が家は出水の心配は無い。 
でも、中央高速道路が通行止めになったり、高尾で電車が脱線したりして、かなりの被害が出ている。 
伊達市も例年より雨が多い。毎日のように降っている。 
その為に湿気も多く、ここ数日は例年のような快適さが無い。 


雨が上がったので、久し振りにイコロ農園に行ってみた。 
田圃を見に行って驚いた。 
あれだけ熱心に取った『ひえ』が一面に生えている。 
少ししゃがんで見ると、稲穂の上からひえだけが顔を出している。 
今までのひえ取り作業を無駄にしたくないので、嫌だが田圃に入る。 
 
 
もう種を付け始めたひえを抜いて、そこに捨てると、来年になって生えて来る恐れがあるので、ひえの穂だけ引き抜いたらバケツに入れる。 
 
この作業を延々とする。 
見た目には全然、『無くなった』という風には感じられない。 
嫌気が差して来たのでTさんに、『今までのひえ取りは少しは役に立っているのだろうか?』と聞いたら、心優しいTさんは、『橋本さんが抜かなければ、今頃はコメよりひえの方が多くなっていますよ』と、嬉しいことを言ってくれた。 
その言葉に勇気づけられて、またひえを抜く。 
途中からK会長も加わるが、オーナーのTさんはいつも参加しない。 
 
気が付いたら、100羽以上の雀が稲穂に止まって新米を食べている。 
頭に来て、石を投げても、その時は逃げるがすぐに戻る。 
大声を出しても同じである。この天敵には私も打つ手が無い。新たに加わった天敵にはどうやっても勝てないと知った。悔しい。 
農業というのは『努力が報われる』とは限らないのだ。 
 
 
(おまけの話) 
1本の稲穂に付いている米の数を数えてみた。 
約60粒が付いている。これはイコロ農園の稲穂のことで、標準的な稲穂の数は分からない。 
誰か知っていたら、教えて欲しい。 
雀は人間に襲われないように、田圃の端の方で新米を食べている。 
 
1羽が1日に100粒を食べると、100羽では10000粒である。これを刈り取りまでの30日近くを食べ続けられると、300000粒となる。 
お茶碗に盛ったご飯は、普通の大きさの茶碗だと7000粒くらいある。 
それから換算すると、イコロ農園の新米は雀にお茶碗43杯分も食べられてしまうことになる。 
悔しいが、どうにもならない。 
 
(おまけのおまけ) 
写真の黒覆面は虫よけの為のネットである。 
茶碗1杯の米の数は、炊く前に実際に私が数えたものである。 
▼トラックバック(0)
このエントリへのトラックバックURL:
現在トラックバックの受信を停止中です
▼コメント(0)

▼コメントを書く...
*必須入力です
 「コメント」欄は日本語で記入してください。
 英字数字のみだと、コメントと見なさず投稿できません。
*お名前:
URL:
*コメント:
プロフィール
心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
ブログ検索
最近のスナップから
2月の山中湖 
 
丸ビル方面の夜景 
 
ラーちゃん