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[2008.09.04]
■五色温泉の怪しい2人
このところ天気が悪いので、帯状疱疹の治療と女房サービスの為に温泉に行った。場所はニセコの五色温泉である。 
この温泉には東京から友人達が来たりするとよく行く。 
泉質は酸性含食塩硫酸素泉で、私の好きな硫黄温泉である。 
古いひなびた温泉で、ここのファンは多いと聞く。 
 



靴を脱ぎ、入浴料の500円を支払い、古い木造の建物の中に入る。 
大風呂に入ったが、平日の雨天の為か、お客は私達の他に1組の中年の男女だけだ。 
 
露天風呂にゆっくり入ってから、大広間で昼寝をする。 
ところが、その大広間に例の中年男女がいて、テレビをつけている。 
しかも大きな音でテレビショッピングの番組を見ている。 
女が『これいいわねー』なんて言っている。 
男が『買ってやるよ』と応える。 
どうやら、品物はハンドバッグのようだ。 
会話が気になって寝てもいられない。 
女はすぐに携帯で注文をする。 
『色はオード色がいい』なんて言っている。 
趣味が悪いなーと思いながらも、『もっと良い色もあるんんだろう?』と思う。 
その後、怪しい2人は混浴風呂に入りに行った。 
 
 
その後に暫くしてから、1人で混浴風呂に入ったが、当然、私1人しか入っていない。 
しばらく休んでから、また大風呂に入る。 
入浴していると硫黄の香りが上がって来て、心地よい。 
どの風呂も風呂桶は木製で出来ていて、とても風情がある。 
帰りにフロントで、『露天風呂はいつ完成ですか?』と聞いたら、田舎風のオヤジがぶっきらぼうに、こちらも見ずに『来年!』と言った。 
 
温泉には雰囲気を求めるか、清潔で洗練されたサービスを求めるか、人によって違うだろうが、それでも私は五色温泉を取る。 
でも、あの時の2人は夫婦ではないと私は睨んでいる。 
 
(おまけの話) 
天然掛け流し温泉であるかどうかを見分ける条件というのがある。 
これは割合に知らない人が多い。 
お湯の湧き出し口からジャブジャブとお湯が出ているからといって安心できない。 
先ず、お湯が風呂桶から溢れ出ていることを確認する。 
次にどこに流れ出て行くかを確認する。 
もし、それが窓側に流れ出ていたら、それは循環式である。 
洗い場に流れ出ていれば合格である。 
 
次に加水、加熱していないかを確認する。 
これはお風呂場の入口にある『温泉成分表』を見ると泉質と同時に湧出量、加熱、加水等の情報が書いてある。 
湧き出し口にコップが置いてあれば、天然温泉であることは間違いない。 
 
温泉の湧出温度は高いか低いかのどちらかが多い。 
丁度、入浴に適した温度で湧き出ることは稀である。 
だから、加水も加熱もしていなければ、あなたは本当に幸運である。 
最後に、温泉に入った後は洗い流してはいけない。 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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