■東京からやって来た元美人達
毎年この時期になると東京から私の女房の友人達がやって来る。 世話の焼ける亭主を忘れて、思いっ切りゴルフを楽しむ為である。それでも亭主に気兼ねがあるのか、たったの3泊4日である。
我々の隣のコテージを借りて、死ぬほど暑い東京を離れて、伊達の夏の終りを楽しむのである。
彼女達は列車で伊達紋別駅にやって来ると、それから先は全て私が専属の運転手となり、どこへでも好きな場所へ案内することになる。
そんな彼女達も昔は美人であった・・・という記憶があるが、忘れた。
美人と言われた人達も、年をとるとそれ相応になるところが良い。
初日は午後からニセコに行き、神仙沼をゆっくりと散策する。
その後に東京でも評判のマッカリーナで夕食をする。
翌日からは、朝起きると食事をして、ゴルフに行く。
終ると風呂に入り、昼寝をする。そして、夕方から食事に行く。それでは終わらない。歌を歌いに行くのである。
彼女達は朝から深夜まで、亭主の知らないところで解放されていた。
2日目にはゴルフをしながら、今年の初物のらくようを採って来た。
それを寿司屋の文七に持参して、味噌汁を作ってもらった。
伊達の新鮮な食材を堪能し、ゴルフを堪能し、歌を堪能して、親切な壮瞥のIさんやイコロ農園のTさんからお土産をたっぷりともらい、彼女達は名残惜しげに東京に戻って行った。
(おまけの話)
9月2日のことである。
イコロ農園でK会長とひえ取りをしていたら、女房からメールが来た。そこには驚くべき情報があった。
なんと女房の友人のM.S子さんが17番でホールインワンを出したという。
私は40年以上もゴルフをしているが、今までに1度も出したことがない。それなのに、彼女は2度目だという。彼女の亭主も2度やっているそうだ。
その時の話である。
見ていた3人が『入った!、入った!』と大騒ぎしているのに、S子さんは『入っていない』と言う。3人は『入ったじゃない!』と言うと、『そうじゃない。
保険に入っていない』と言ったのだというから可笑しい。
ホールインワンを伊達の友人達に知らせたら、さすがにRさんは『この伊達でまた1つ、思い出が出来たことは私達にとりましても嬉しい限りです』と伊達市を代表してメッセージを寄せてくれた。
誰か私にホールインワンをやらせてくれー!