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[2008.09.08]
■早起きは三十文の得
ゴルフ場の朝は早い。 
午前4時を過ぎると、もうグリーンキーパー達は作業機械を使って芝生を刈り始める。私もそれにつられて目が覚めてしまう。 
ここに居ると季節の移り変わりが手に取るように分かる。 
今年は急に寒くなったせいか、キノコの出るのが例年より1ヶ月ほど早い。 
 



そこで、午前5時過ぎに市内のK社長に携帯メールを出した。 
『6時半にキノコを採りに行きませんか?』・・・と。 
すると返信があり、『入場料を払わないでゴルフ場に入るのは法令違反ですから、私は行けません』と冗談メールがあった。 
 
ところが、6時過ぎにK社長はコテージに現れた。 
6時半に約束していたK会長が現れたので、3人でキノコ採りに出掛ける。 
私のカートに3人で乗って、ゴルフ場の秘密の場所に行く。 
ところが、期待していたほどのキノコが無い。 
らくようモドキとか、毒キノコは山ほどあるが、お目当ての『らくよう』が無い。 
 
前方に人影が見えた。 
近付くとゴルフ場の知り合いの従業員で、籠一杯のらくようを採っていた。次回は雨の後の早朝に、もっと早い時間に行こうとみんなで決めた。 
それでも、朝食用になるくらいのらくようが採れて、まあ満足である。 
 
 
(おまけの話) 
『早起きは本当に三文の得か?』という疑問がある。 
その前に『三文とは現在の貨幣価値でいくらか?』という疑問もある。 
これを調べてみると、どうやら『三文は100円相当』らしい。 
そうなると、『100円の為に早起きするか?』という疑問も湧く。私は100円では早起きしない。 
 
今回の早起きでは、らくようが両手で持ち切れないほど採れた。 
松茸の採れないこの辺りではらくようはキノコの王様である。両手一杯くらいで、1000円はすると思う。 
味噌汁にして食べるらくようほど美味しい物は無い。 
 
それから考えると、今回の早起きは『30文の得』と言えるだろうと思う。 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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