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[2008.11.25]
■高尾山で日本の縮図を見た
デジカメクラブの撮影会を19日に高尾山で行うことになった。  
その近くに住む同級生のY君が時々、高尾山に行っては紅葉の具合を知らせてくれる。 
10日のY君からの報告では『まだ少し早い。ケーブルからの景色、仏舎利塔、もみじ台は紅葉が遅れています。』とあった。 
私は延期しても良いのだが、他の友人達の都合で、そうもいかない。 


19日の午前8時30分に京王線・高尾駅前にメンバーが集合した。今回の参加者は私の他はM君、O君、Y君、S君の5人である。 
年寄りばかりのメンバーなので、とりあえずはケーブルカーで上まで行く。そこからゆっくりと歩いて、紅葉の写真を撮りながら薬王院まで行く。 
高尾山は杉の木の植林が盛んなので、紅葉の時期になっても、全山が紅葉というわけにはいかない。 
 
ただモミジが高尾山のシンボルでもあるので、モミジの木は多い。昨日からの冷え込みにより、薬王院の辺りはモミジは急速に色を付けた。 
 
 
近くで修行僧が法螺を吹く音が聞こえる。 
高尾山には天狗が住むという伝説があり、あちらこちらにカラス天狗の像が立っている。 
 
 
足の弱いS君を置いて、我々は高尾山の頂上まで登る。 
でも、大したことはない。 
ケーブルカーの駅から歩いて、約30分である。 
頂上の広場にはお店もあり、みんなが休んでいる。 
ここから富士山も見えるが、山中湖に行く私にはあまり感動は無い。 
撮影する物も無いので、ケーブルカーの駅まで歩いて下り、そこでS君と合流してお昼ご飯を食べて解散となる。 
S君以外はケーブルカーに乗らず歩いて下山したが、それでも30分で下の駅まで来てしまう。 
75枚の撮影をしたが、少しは納得出来た写真はたったの10枚だった。 
いつまで経っても上手くならないなー。 
 
(おまけの話) 
最近は高尾山がブームである。 
都内から近いということと、お金が掛からないということもある。電車賃以外には、お弁当と水を持ってくれば一銭も掛からないのである。 
 
そんな理由からか、ここに来ている人達の多くは年金生活者のようだ。 
見たところ、私より年上の男女が多い。 
夫婦者、女性同士のグループ、ガイド嬢に引き連れられて来ているグループ、みんな年寄りばかりだ。 
写真を撮りに来ているオヤジ達も年寄りだ。 
ケーブルカーを降りたら、その先は新宿の雑踏並の混雑である。 
私の行った日は平日だったが、これが土曜・日曜日ともなると、係員が出て『立ち止まらないで下さい』なんて言われそうだ。 
 
たまに若いカップルもいるが、その比率は我が国の年齢構成よりもっと下のように見える。 
その若いカップル達が我々の年金を支えてくれているのかと思うと、山のマナーが悪くても邪険には出来ない。 
彼らも高尾山にレジャーに来てみて、大勢の年金生活者がここに居るのを知り、がく然としているかもしれない。 
お互いに高尾山で日本の縮図を見た。 
これはなんとかしないと、年金制度はいずれ破たんすると実感で分かる。 
 
人生も75歳定年制なんていうのが必要かもしれない。 
私はそうなったら、早期退職制度を利用して早目に人生を切り上げて、あちらの世界で、その手当金を使ってプレミアム・シートに座りたい。 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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