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[2006.08.16]
■畑のベンツに乗る
以前にかなり古いトラクターでの作業の話を書いた。 
今回は予告通りに、『オートマチック』、『パワーステアリング』、『エアコン付き』のトラクターの話だ。 
 
このようなトラクターは『畑のベンツ』と言われているほどで、非常に高価だ。定価で1000万円はする。後ろに付ける作業用の装置がまた高く、7~8種類の作業をする道具を揃えると、すぐに1000万円を越える。 
 



Tさんの嫁さんの実家が花農家を経営している。 
そこからの縁で近くの大きな農家にオートマ、パワステ、エアコンのトラクターがあることが判った。 
 
Tさんが嫁さんの実家に電話したら、嫁さんの兄貴は『乗ってどうするの?』、Tさん『ただ乗りたいという人が居る』、義兄『変な人が居るねー』と大笑いだったそうだ。 
 
私はただ乗りたいという純粋な気持ちだ。 
この辺りの人にとってはトラクターというのは風景の一部で、何も感じていないようだ。 
 
清住町のSさんがトラクターを用意してくれた。 
近くの牧草地まで運んでくれて、そこで操作を教わる。30年前のトラクターより操作は複雑だ。 
クラッチを踏み込み、ハンドルの左手にあるレバーで前進・後退を選ぶ。 
 
次に右手にあるレバーで4段階の中から速度を選ぶ。隣にあるレバーで更に速度を選ぶ。16段階の速度が選べる。すると走り出す。 
 
作業によって違うが、走行速度は15キロくらいか。 
牧草地の広さは7反ある(2100坪)。トラクターの後ろに付けた肥料タンクのスイッチを入れると、肥料は回転翼で6メートルくらいの広さに撒かれる。 
 
往復3回くらいで7反の肥料撒きは終る。わずか15分だ。もっとやりたかったが、もう撒く場所が無い。 
 
Sさんに聞いた。『このトラクターでの作業は楽しいでしょう?』、Sさんは怪訝な顔で、『仕事だから、楽しいとかと聞かれても考えたこともない』 
 
今度はもう少し複雑な、芋掘り作業なんかやりたいなー。 
 
 
(おまけの話) 
8月2日に壮瞥町のゴルフコンペに誘われた。壮瞥町とは伊達市の隣町である。ゴルフ場は早来のANAダイアモンドGCで、農家のIさんとクマ牧場のI社長と一緒にプレイした。 
 
その日は橋本聖子議員のゴルフコンペが開催されていて、森喜郎元総理も来ていた。彼はゴルフ場での姿は、半ズボンで、今や輝くものもなく、普通のオッサンだった。 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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