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[2006.08.22]
■藤田嗣治の版画を見て、SPF豚を食す
コテージに居ると色々なことでお声が掛かる。 
この町では我々夫婦はパンダみたいなものだからだ。 


今日はSPF豚を食べる会に呼ばれた。 
SPF豚とは無菌状態で育てられた豚のことで、今日はそれをシャブシャブで食べるという。 
 
伊達市在住の内科医のI先生が豊浦町の患者さんが飼育しているSPF豚に惚れ込んで、それを皆に食べさせたいという企画だ。 
I先生はお料理が趣味である。そうなれば伊達市のグルメが呼ばれる。 
 
参加者はN画伯夫妻を筆頭にロシアからのモデルのユーリア(彼女の話を書く機会があれば別の時に)も含めて15人ほどである。 
ゴルフ場内のパークゴルフ場のハウスで午後7時から試食会は始まった。 
 
 
メニューはSPF豚のシャブシャブ、刺身、つけ合わせ、I先生の手作りの蟹サラダ、私の女房の持参した寒天と桃のデザート、飲み物は各自持参である。 
 
ワインが好きなN画伯は飲み出すと止まらない。 
次々とワインの栓が抜かれる。私はそれを横目で見ながら烏龍茶だ。 
終盤になり参加者が次々とSPF豚の感想を述べることになったが、SPF豚を持参したI先生が先頭に立って酔っているのだから、みんなの話も豚から逸れてしまう。 
 
それでも私だけは密かに、思いっ切りSPF豚のシャブシャブを堪能して、宴会は10時を過ぎて終ったが、ワイン組は終らない。 
 
(おまけの話) 
参加者の中に横浜から来たN先生のコレクターが居た。 
彼は世界的な画家の藤田嗣治のコレクターでもあるようで、その中の幾点かの作品を持参していた。 
これ等はどのくらいの値打ちがあるのかは私には猫に小判だ。 
 
藤田画伯は猫を好んで描いたようだが、今日は猫ではなく『藤田嗣治と豚』というなんとも珍しい組み合せだ。 
 
草葉の陰で藤田嗣治も驚いているの違いない。 
 
 
伊達市・桜の家から 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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