■サンデープロジェクトの取材を受ける
昨年の3月のことだ。 NHKの『おはよう日本』の取材で伊達市に来たことがある。その時は2日間の取材が放映されたら、わずか15秒という散々なことになり、皆に笑われた。
もう取材は懲りたはずなのに、忘れっぽい私は伊達市役所のIさんからの依頼で、今度は東京10チャンネルの『サンデー・プロジェクト』の取材を快諾してしまった。
しかも肩を骨折してから3日目の取材である。
骨折した元気のない爺さんを取材してもしょうがないわけで、一応、元気なシニアという設定である。そこで、ギブスを隠して、その上にシャツを着込んで元気な振りをする。来週には手術をするというのになー。
今日の撮影の為に、少しでもコテージの見栄えが良いようにとのK支配人の指示で、昨日は高校野球の決勝戦の真っ最中に窓ガラスの掃除の為にオバサン3人組みがやって来ていた。お陰で試合に熱中できなかった。
午前9時にコテージに現れたスタッフは部屋の中での撮影から始める。
次に骨折しているというのに、グリーンに出て、本当にパッティングをしてくれと言う。部屋に戻りパソコンを操作しているところを撮影し、表に出て、椅子に座りインタビューを受ける。それからイコロ農場に向かい、ピザ釜の製作を撮影し、トウモロコシの収穫を撮影してから町に出る。
昼食は行き付けの寿司屋の文七でまた撮影だ。
次に和菓子屋の久保で買い物の撮影をして、金物屋のハヤセで要りもしない箒を買う。場所を市役所通りに移して、町を歩きながらインタビューを受ける。これを全てこなして5時間だった。
これが放映される時には何分になるのか興味深々だ。
今回は15秒ということはないだろう。甘いかな?
*放送予定日
10月22(日)午前10時
北海道 29チャンネル
東京 10チャンネル
(おまけの話)
骨折していて困ることは、トイレに行ったらズボンを上げられないことである。また、風呂でも背中や脇の下を洗うのを女房に手伝ってもらうが、これではオヤジの威厳が保てない。引退して、ただでさえ威厳が無いのだから最悪の状態だ。みんなも骨折には注意しよう。