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[2018.11.16]
■北陸グルメ旅行1(東京~京都~伊根) 
 
今年の2月にマンションの友人と伊根の船屋の宿に泊ったことを家族に話したので、それ以来、機会あるごとに「伊根の船屋の宿に行きたい」と言われていた。 
 
中央区から本年度内に喜寿を迎える人に「喜寿のお祝い」が送られて来たことをキッカケに、「喜寿のお祝いに伊根の船屋の宿に行きましょう」と家族から言われていた。 
 
伊根の見晴台から見下ろす舟屋群。 


そこで「松葉ガニ」が解禁になると同時に、「北陸豪華グルメ旅行」を企画した。 
東京では「ズワイガニ」と言われているが、北陸では「松葉ガニ」、福井県では「越前ガニ」と呼ばれているが、みな同じカニである。 
 
特に有名で高価なのが、「間人(たいざ)蟹」というブランド蟹で、1匹で数万円もするが私は食べたことは無い。 
食べれば、味はどれでも同じだと思う。 
 
船のある舟屋は漁師の家か宿である。 
 
 
旅というものは計画する時も楽しい。旅先も楽しい。 
パック旅行と違い、自分で計画を立てる旅は「1粒で2度、美味しい」のグリコのようだ。 
 
今回の旅は3泊4日で、1日目は伊根の船屋の宿、2日目は兵庫県城崎温泉でカニ三昧、3日目は鳥取で鳥取砂丘を見て、すなば珈琲店に行くのが主な目的である。 
 
船は家の1階部分に停泊する。 
 
 
新幹線で東京駅を午前7時40分に出発し、京都駅で乗り換え天橋立駅で降りる。そこから伊根に行くには路線バスしか、公共交通機関が無い。 
東京駅からは6時間強で伊根に着く。 
そこから宿へ電話して、船で迎えに来てもらう予定だった。 
ところがバスは違う道を走り、港から離れて行く。 
 
景観条例が出来る前に建てられた家も少しあるが、それが目障りである。 
 
 
私は焦って運転手に聞いたら、「この便は郵便局前には止まらないので、次で降りて下さい」と言う。降りた場所は見覚えがあった。 
舟屋を見下せる見晴し台で、はるか遠くに宿が見える。 
 
船の出迎えは諦めて、車で迎えに来てくれるように電話する。 
ところが何回、掛け直しても電話に出ない。私は更に焦る。 
旅行が好きな夫婦なので、予約を忘れて旅行に行ったのか?と心配になる。 
 
現在は無人となっている舟屋も多いそうだ。 
 
 
気を取り直して、見晴らし台から写真を撮ったりして、これからどうするか考えた。 
その時、私の携帯電話が鳴って、今夜の宿の鍵屋の奥さんからだった。 
「申し訳ありません。今から迎えに行きます」と言うのを断り、ブラブラと歩いて宿まで行く。 
一休みしてから、オーナーが湾内を自分の船で案内してくれた。 
これが良かった。 
 
夕陽が落ちる時に、宿の船を出してもらい写真撮影をした。 
 
 
宿といっても舟屋を改造しただけなので、1階が調理場、風呂、トイレ、食堂になっている。 
2階は2部屋で、一日一組のお客しか泊まれない。 
言ってみれば民宿のようなものである。 
 
目の前と言うか、窓の下が海なので、窓から魚釣りも出来る。 
湾内を取り巻くように舟屋が建っていて、この風情は他では見られない。今年の2月に続き2回目の宿泊だが、今回もまた満足な出だしだった。 
 
左から3軒目が、私たちが泊った「鍵屋」。(船から撮影) 
 
 
(おまけの話) 
舟屋の宿の名前は「鍵屋」と言うが、「鍵」が本名と聞いてビックリした。珍しい名前だ。 
オーナーは50歳前で、京都で料理の修業をした料理人である。 
今回は「ふぐ料理」のコースを予約しておいたが、これが素晴らしかった。 
ふぐは修行先で使っていた京都の魚屋から取り寄せ、野菜は地元のものばかりだそうだ。 
 
「てっさ」は肉厚だった。(1人前) 
 
 
先ずは「ふぐ皮の湯引き」が出て来た。酢の塩梅と九条ネギが良い。 
続いて「トラフグのてっさ」が出て来た。これが肉厚で美味しい。 
更に「ふぐのぶつ切り」、「焼きふぐ」、「ふぐちり」と続く。 
もうこの頃には「ふぐ」で腹がいっぱいとなってしまった。 
 
「焼きふぐ」も素晴らしい。 
 
 
鍵屋の夫婦は話好きで、我々が食べている間もず~と話し込んでいる。 
時間も午後9時を回って来たので、最後の「ぞうすい」をお願いする。 
こんなに大量のふぐを食べたのは生まれて初めての経験だが、素晴らしい環境で旨い料理を食べられる幸せをシミジミと感じた夜だった。 
 
「ふぐちり」は大量のふぐが入っていて、残してしまった。 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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