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[2019.05.01]
■平成最後の日 
4月30日は平成の最後の日となった。 
明日から「令和」だと思うとなんだかソワソワし、「何をしたらいいのか?」と悩む。 
 
昔のラジオ局に「ラジオ関東」というのがあり、深夜番組に「昨日の続き」というのがあり、「今日の話は昨日の続き、今日の続きはまた明日」という語りで始まった。 
 
皇居のお堀の白鳥は水から上がっていた。 


そこに出ていたのが大橋巨泉、永六輔、前田武彦などで、その後、テレビに出て大活躍するメンバーである。古い話は思い出すが、1ヵ月前のことは思い出せなくなり情けない限りだ。 
 
要するに「平成から令和になるのも、昨日の続き」ということである。 
でも、なんか違う。身が引き締まる感じがする。今日の続きじゃないような気がする。 
 
皇居前広場は観光客でいっぱいだった。 
 
 
30日の朝、起きたら小雨が降っていた。 
「平成最後の日が雨か!」と少し残念な気がした。 
なぜ雨が残念かは、よく考えたら分からない。 
 
9時頃になったら、雨が止んだ。 
そこで急になぜか、「皇居に行こう」と思った。 
平成最後の日に皇居内では、天皇家の伝統的な行事が行われているはずである。 
 
外国メディアも放送していた。(左の女性がレポーター) 
 
 
皇居の外では窺い知ることも出来ないが、皇居前広場では何が起きているか興味があった。 
 
家の前から都バスに乗り、東京フォーラム前で降りて皇居に向かう。 
内堀通りを越すと皇居前広場が見えるが、大勢の人達が見える。 
いつもの2倍以上の人出である。もう雨はすっかり上がっている。 
 
二重橋はいつものように静かに佇んでいた。 
 
 
二重橋に近付くと、テレビ局、新聞社、外国メディアなどの報道関係者が大勢いる。 
マイクを持った女性が、広場に来ている人達にマイクを向けている。 
 
私は取材を受けないように、彼らから離れて二重橋に近付いて行く。 
この日はいつもと違い、外国人観光客より日本人の方が多いように感じた。 
 
皇居正門は新年一般参賀の時に開く。 
 
 
次々とガイドに引率された日本人グループがやって来て、二重橋を背に記念写真を撮る。はとバスの企画が多いのか、ブルーと黄色のツートンカラーの制服のガイドが次々と来る。 
 
だいぶ混雑して来たので、私は少し離れた場所で縁石に腰かけて休む。 
1時間ほど広場の動きを見ていたが、特に変わりは無かった。 
 
皇居前広場から丸の内方面を見る。 
 
 
観光客を見やりながら1人で、私の平成時代を振り返った。 
平成元年の30年前は47歳で働き盛りだった。会社も順調だったが、後から考えるとバブルの真っ最中だった。 
その後、バブル崩壊で奈落の底に落とされたが、なんとか会社は持ち堪えた。 
 
平成の真ん中の15年に引退し、平成23年にここへ引っ越して来た。 
いま振り返って考えると、日本国と同じように私の平成時代もアップダウンの激しい時代だった。 
 
はとバスのガイドさんが旗を先頭に、観光客を引率している。 
 
 
(おまけの話) 
皇居前広場の見学を終えて、東京駅に向かう。 
向こうからは続々と皇居に向かう人達がやって来る。 
和田倉門の前の銀杏並木が新緑で美しい。 
東京駅から都バスに乗り、晴海方面に行ってみることにした。 
 
晴海港に停泊しているSILVER MUSE号(40,791トン) 
 
 
晴海港にはクルーズ船のSILVER MUSE号が入港しているはずだ。 
この船は前日に函館港を出て、晴海港に停泊している。 
そして今夜には鹿児島に向けて発つ。 
 
そのスケジュールから判断して、乗客の多くはゴールデンウィークを使ったミニクルーズの日本人観光客だろうと思う。 
 
真っ白な船体に「SILVER MUSE 」と書かれている。 
 
 
いつもは晴海港へ行ってクルーズ船を撮影しているが、雨も降りそうにないので今回は反対側の「豊洲ぐるり公園」に行って撮影することにした。この公園は豊洲市場をぐるりと囲んでいる。 
 
天気が良い時は、ここからのレインボーブリッジの眺めは最高である。 
SILVER MUSE号の乗客たちは東京都内の観光に行ったのか、全く姿が見えない。この船は平成から令和へと、今夜は船の中で歴史的な瞬間を迎えるのだろう。 
 
手前は豊洲市場に魚を陸揚げする為の岸壁。 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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