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[2019.11.04]
■人形町を歩く 
 
新聞を読んでいたら、女房が私に行った。 
「テレビ番組で、人形町に美味しい天ぷら屋があるので見て来て」。 
 
場所を聞いたら、私の知っている店だった。 
知っていると言っても、入ったことはない。 
 
「中央区商業観光まつり」のパンフレット。 


昼時にその前を通ると、いつも行列が出来ているから知っていただけである。そこで今回は早めに行って、その店で食べてみることにした。 
 
本来はその店の先の蕎麦屋に行くのだが、今回は仕方ない。 
テレビ番組で取り上げられた店には多く行ったが、大体が期待を裏切られる。 
 
人形町の観光の目玉の「大観音寺」と「人形の時計台」 
 
 
さて問題の「天ぷら屋」である。店名は「N」である。 
裏通りの小さな長屋の店で、お世辞にも綺麗とか清潔とは言えない。 
 
店の前は乱雑で、「よくある昔の町の定食屋」という感じを出している。ネット情報では「売り切れ御免」だそうなので、11時15分の開店時間より前に店に行った。 
 
「親子丼」が名物の「玉ひで」。(昼時は50人以上も並ぶ) 
 
 
すると驚いたことに、既に8人も開店を待つ列があった。 
開店時間より数分早くドアが開いたので、私は9人目に店に入った。 
 
店内はカウンター席が6席、奥は座敷で8人が座れる。 
私は1人なのでカウンターに座ったら、両側が若い女性だった。 
 
裏道の店から「甘酒横丁」に進出した贔屓の洋食「芳味亭」。 
 
 
ところが彼女達は日本人ではなく、台湾人か韓国人らしかった。 
片言の日本語で、「天丼」と言った。 
 
良く見たら、カウンター席の6席の内、4席が東洋人だった。 
「なぜ、こんな場末の天ぷら屋に来るの?」と、彼女達に聞きたいくらいだ。 
 
天ぷら屋「N」(店の前を片付けろ!と言いたい) 
 
 
すぐに出て来た天丼は真っ黒で、丼の縁に汁がいっぱい付いている。 
左隣の韓国人らしい女性を見て驚いた。彼女は天丼の天ぷらだけを食べてしまい、その後に残ったご飯をかき混ぜて食べていた。 
 
もし彼女が韓国人だったなら分かる。 
韓国人はなんでも、かき混ぜて食べるのが好きだからなー。 
 
消費税の変更で表の看板の値段表は間に合わず「ガムテープ」。 
 
 
食べた後の私の感想は、「なぜこの店に並ぶの?」だった。 
同じくらいの値段なら、銀座の「天国」の方がよほど清潔だし、美味しい。でも食べ物は好みに個人差があるので、他の人のことは分らない。 
 
ネット社会は怖い。 
なにかの拍子でネットで取り上げられると、こういうことが起きる。 
帰って女房に話したら、「我が家を代表して見に行ってくれて良かった」と言った。 
 
「天丼」は1280円。(丼の縁の汁を拭いて出せ!と言いたい) 
 
 
(おまけの話) 
食後に人形町をブラブラした。 
マンションの友人のXさんが甘いもの好きということを思い出し、鯛焼きを買って帰ることにした。 
 
私の好みの鯛焼きは名店の「柳家」ではなく、駅近くの別の店で名前は「鳴門鯛焼本舗」と言い、最近はアチコチにチェーン店が出ている。 
ここは「天然たい焼き」を売り物にしている。 
 
人形町の鯛焼き屋と言えば、「柳家」。 
12時30分の開店と同時に20人以上が並ぶ。 
 
 
「天然たい焼き」とは何かというと、「1匹づつ金型で焼く」ということらしい。他の店は大きな型に一度に何匹もの鯛焼きを焼く。 
 
それは天然とは言わないそうで、なんだか勝手な言い分で可笑しい。 
名店の「柳家」もその点では「天然」であるが、私は餡が多過ぎるのが好みでない。 
 
天然鯛焼きの「鳴門鯛焼本舗」。 
 
 
鳴門鯛焼本舗でたい焼きを買い、店の前のベンチに座って熱々を食べた。口の中を火傷するほどの熱さで、それを加減しながら食べるのが美味しい。 
 
今月から消費税が10%となり、以前の194円から4円の値上がりとなっていた。お土産の鯛焼きを持って、地下鉄に乗って家に戻りXさんにプレゼントした。 
 
鯛焼きは1個、198円。 
 
に行った。 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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