■令和天皇の即位祝賀パレード
10月22日(火)に、新天皇の即位のお披露目の為のパレードが行われることになっていた。
発表されたパレードのルートは皇居・宮殿~二重橋前交差点~桜田門交差点~国会議事堂正門前~憲政記念館前交差点~国立国会図書館前~平河町交差点~都道府県会館前~赤坂御用地南門前~青山一丁目交差点~権田原交差点~赤坂御所へ至る約4.6kmである。
パレードに使われる予定の特別仕様のオープンカー。
(トヨタ「センチュリー」)
通過する場所は、幸いに全て私は分る。
10月5日にパレードのリハーサルが行われると知ったので、見に行こうと考えた。
ところが時間が「午前6時30分に皇居出発」と分かり、その時間に間に合うためには、家を5時50分頃には出なければならない。
この日は土曜日なので都バスの始発は6時32分だから、間に合わないと分かり諦めた。
皇居前広場。
(パレードの車列は正面の二重橋を渡って、こちらに向かって来る)
ネットでこの日の天皇・皇后両陛下のパレードに関して調べてみた。
まず皇居で「即位礼正殿の儀」という儀式が行われるらしい。
この儀式は政府広報によると「御即位を公に宣明されるとともに、その御即位を内外の代表が言祝ぐ儀式です。10月22日に国事行為である国の儀式として、宮中において行われます」とあった。
祝田橋交差点で右折する。
次にパレードであるが、これは正式には「祝賀御列の儀」というようで、「即位礼正殿の儀終了後、広く国民に御即位を披露され、祝福を受けられるための御列(パレード)です。
即位礼正殿の儀が行われた後、同日に、国事行為である国の儀式として、宮殿から天皇陛下の御在所までの間において行われます」とあった。
国会議事堂の正面を右折する。
パレードが近付いた17日のテレビニュースの時間に、思いも掛けないニュースが流れた。
『政府は甚大な被害が出た台風19号の被災者に配慮するなどとして、22日に予定している天皇陛下の即位に伴う祝賀パレードを当面、延期する方向で調整に入った。パレードに先立ち、同日行われる即位礼正殿の儀やパレード後に天皇陛下の即位を国内外の・・・』
自民党本部を右に見て、国道246号線の永田町交差点を左折する。
『賓客に披露する祝宴「饗宴の儀」は、予定通り執り行われる見通しだ。政府関係者によると、パレードの開催時期は11月10日に延期という。当初の計画ではパレードは22日午後3時半に皇居を出発し、約4.6キロの道のりを進む予定だった。
菅義偉官房長官は15日の会見では、「祝賀御列の儀などの準備については淡々と進めていきたい」と述べていた』。
赤坂見附の立体交差を通り過ぎて、振り返る。
また別のニュースでは『国際オリンピック委員会が暑さ対策として、2020年東京五輪のマラソンと競歩をめぐり、会場を東京から札幌に移す計画を発表した。
東京都の小池百合子知事は17日午前、「まさに青天の霹靂だ。涼しいところでというのなら、北方領土でやったらどうか」と八つ当たりしている。
でも思い掛けないことが起きるのが人生で、長く生きて来た経験から、私はさほど驚かない。
国道246号線を進み、外苑東通りを右折する。(反対側から見ている)
(おまけの話)
10月22日の即位のパレードでは、なんとか良い写真を撮りたいと思っていた。そこで15日と17日の2回に分けて、祝賀パレードのコースの下見に行った。
発表されたコースで、「どこが撮影に最適か?」と想像を巡らした。
考えているよりは実際に「自分の足で歩いて確かめる」のが一番であると思い、全コースを歩いたのである。
天皇陛下即位祝賀パレードのコース。
私の予想では「坂のある場所なら、列の前の人があまり邪魔にならない」から国会議事堂前か、赤坂見附の陸橋あたりが良いのではないかと見当を付けた。
警視庁前から国会議事堂にかけて上り坂になる。また赤坂見附では下り坂になる。しかし良く考えたら、上り坂では運転手が邪魔で両陛下のお顔が見えないのではないかと気が付いた。
権田原交差点を右折すると、すぐに赤坂御所となる(反対側から見ている)
パレードのコースは4.6キロだから、そんなに長くないから歩いて確認するのも簡単と思い東京駅から歩き出した。皇居前には観覧席が設けられることになっていたが、延期となったので準備はしていない。パレードのコースの中は、意外と下り坂が少ない。
上り坂は多いが、下り坂は赤坂見附の立体交差を渡ったところと、その先の「虎屋」の辺りだけしかない。
今回の下見で、私なりに一番良いと考えた場所は、やはり予想通り赤坂見附だった。
これが延期されたパレードの時に役に立てば良いのだが・・・。
赤坂見附の横断橋から(ここが撮影には特等席だが、パレードの日は使用禁止)