■B級、C級グルメ
B、C級グルメの話である。
毎日のランチを外食している私は、出来たら新しい店の発見をしたいと思っている。
周りの友人達はジジイばかりなので、外食には行かないから情報が無い。だから自分で探すしかないのである。
小龍包「DIN TAI FUNG 銀座店」(840円+税)
近場の店は高級店を除いて、ほぼ行ったことがある。だから少し離れた場所で探すようにしている。
そんな時は家族の情報か、テレビや雑誌の情報に頼るしかない。
特にテレビは映像が加工されているのか、或いは撮影の仕方によるのか、店は清潔で広く料理は美味しそうに見える。
ステーキ・ランチ「ニュートーキョー」(1100円・税込み)
いつも気になっているのだが、テレビのグルメ取材は「店からの取材希望もあるのではないか?」、「レポーターが食べた料理の代金は支払っているのか?」。
「取材では店かテレビ局か、どちらかが取材費を支払っているのだろうか?」などと意地の悪いことを考えながら見ている私だ。
肉うどん「日本橋ほし野」(700円・税込み)
料理も美味しそうに見えるし、レポーターが美辞麗句を並べ立てるので、「本当に美味しいのではないか」と感じてしまう。
そしてその店を訪ねて行って、殆どの場合に期待を裏切られる。
何度、騙されても、また行ってしまう私もバカである。
海苔ゴマそば「有楽町・俺のだし」(510円・税込み)
浅草にあるコロッケ屋であるが、そこにタレントが取材に行って、店の前でコロッケを食べながら、「美味しいですねー」と言っていた。
ところがある時、ネット情報で驚いた。
なんとその店は取材に行ったタレントの経営する店だったのである。
麻婆豆腐テイクアウト「木場・陳健一」(1100円・税込み)
そこで私は騙されないようにと思い、ネットの「食べログ」を見ることも増えた。しかし「食べログ」も、必ずしも当てに出来ない。
それは「人により好みが違う」、「体調により不味く感じる時もある」、「関係者の投稿かもしれない」、「ライバル店の悪意の投稿かもしれない」など、色々と事情があるように思う。
ランチ天丼「銀座・天国」(1100円・税込み)
月島にあるラーメン店でお昼を食べた時のことである。あまり清潔とは言えない店だったが、入ってしまうと出難いものである。
カウンター席に座ったら、前の壁に「食べログには投稿しないで下さい」と張り紙が貼ってあった。きっと以前に食べログの投稿で嫌な思いをしたのだろうと察した。
ネットの時代の匿名性を悪用して、悪意の投稿も増えているに違いない。
酢豚ランチ「涵梅舫」(1200円・税込み)
(おまけの話)
ロサンゼルスから女房の従弟(Xさん)が、友人と我が家にやって来ると聞いた。彼は日本生まれだが、アメリカ国籍を取得しているのでアメリカ人である。
夕食に日本料理ではなくインド料理を食べたいと言うので、近くのインド料理屋に予約に行った。
ここは以前にXさんが私達と一緒に行って、気に入った店だった。
インド料理店「スリスティ」
電話では間違いがあるといけないので、2日前に私は直接、店に予約に行った。開店早々の店には、インド人の店員が2人いた。
少し話をしただけで、どうも日本語が怪しいと分かった。
そこで予約を間違えられては困るので、私の予約を紙に書くように言った。
インド人がテーブルナプキンに書いた私の予約内容。
すると彼はテーブルナプキンを取り出して、そこに書いたのである。
それもいちいち確認しないと、間違えそうで危ない。
ヒンズー語で書かれたナプキンを見たけれど、数字以外は分らなかった。
それでも当日の予約時間に店に行ったら、席が用意されていた。
出て来た料理は、まあそれなりに美味しかった。
カレー3種とナン。