■非通知ワンギリ電話
最近のことだが、我が家の固定電話に頻繁に非通知のワンギリ電話が掛かって来る。
「ワンギリ」を知らない人のために説明すると、「電話の呼び出し音が
1回だけ鳴って、それで切れる」ことを言う。
非通知だから、こちらから折り返し電話も出来ない。
東京タワーの七変化
嫌がらせを受けるようなこともしていないし、まして引退ジジイでは金銭トラブルや女性とのトラブルも考え難い。知り合いに事情を話しても、誰も分からない。
そこでこの件をネットで検索してみた。
ネットは凄い。私の疑問に答える回答が出ていた。
これはある種の情報会社の調査だったのである。
情報会社は電話の使用状況の情報を収集する機器&ソフトを制作し、使用可能な電話番号を無差別に自動作成する。
そして自動的に発信、瞬時に5種類の着信を類別した上、データを収集して、その情報を売っていると分かったのである。
調査項目は「通常に着信する」、「通話中」、「電源・電波切れ状態」、「只今、この電話は使われておりませんのコール」、「この電話はお客様の都合によりのコール」の5種類で、これで5種類の情報が得られる。
この情報の使用目的は様々のようだが、それらのデータを購入する会社は多くあるそうだ。
「これは違法ではないのか?」と考えたいが、単に電話番号の利用情報を取り扱っているだけなので、個人情報には該当せず、被害が明確でないことにより、現行の法律では取り締まることが極めて難しいのが現状だそうだ。
非通知ワンギリ電話なら、通話料金が掛からないことがその理由である。
まず、定期的に同じ番号に朝・昼・夜・深夜関係なく非通知のワン切り電話をかけます。更に詳しく調査する会社は1年を3ヶ月区切りにして4つ(1,2,3,4)に分ける。
【1,2は繋がる、2,4は繋がらない場合】はレンタル番号だと分る。
これは料金を滞納しては、支払いを繰り返す滞納常習者であることが分かる。
【1,2,3,4と何区分かは繋がったがその後繋がらない場合】は料金滞納により電話を停止、電話番号を変更・解約、電話番号を一時利用停止、休止などが想像できる。
番号を定期的に変更したり、滞納する人は、不動産会社・銀行・クレジット会社などのように信用契約で顧客からその料金を支払ってもらう商売にとっては、滞納予備軍などを知るためにも有益な情報なのである。
それじゃ非通知ワンギリで、カード会社が私を調べているのかなー?
(おまけの話)
私は以前も書いたが、スマホを持っていない。
携帯電話は今でも「ガラケー」で、もうすぐガラケーのサービスを中止するらしい。
その時になったら、私もスマホにするしかないだろうと思っている。
世間ではスマホを持っていないと、IT弱者と思われている。
しかし私は同年配の人と比べると、相当にITに詳しい。
スマホはパソコンを小型化して進化させたものなのだから、私は今でもスマホは操作出来る。
パソコンを新しいものに買い替えた時でも、初期設定やソフトのインストールは自分でやる。
ソフト上のトラブルでPCが故障しても、ネットで調べて自分で直す。
先日も姉からメールが入り、「スマホくらい使いこなせなければ、ボケるわよ!、早くスマホを買いなさい」と連絡して来た。
そこで私は「家ではパソコン、簡単な連絡はガラケー、必要な時はタブレットを持って出掛けているから心配無用です」と返信したら、それきり何も言って来なくなった。
スマホを持っていない私をIT弱者と思い込む人が多いが、それは大いなる誤解である。