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[2020.03.07]
■新型コロナウィルス(3) 
 
TVニュースで「東京都は4日から都庁を訪れる一般来庁者に対し、受付の際に体温測定を行う」と発表した。「37.5度以上の熱だった場合は、庁内に入ることを自粛してもらう」ということです。 
 
また、都庁の最寄り駅である「都営地下鉄大江戸線の都庁前駅でも、自分自身で画面を見て体温を簡単に確認できる赤外線サーモグラフィーを設置したブースを4日から2カ所に設置する予定です」と伝えていた。 
 
「駅ナカ検温コーナー」(大江戸線都庁前駅) 


そこで大江戸線は私の守備範囲なので、早速、様子を見に行った。 
赤外線サーモグラフィーは改札口を出てすぐ右手に設置されていたが、目立たない場所ということもあり、改札を通る人は誰も興味を示さない。 
 
私はブースに入り、壁に書かれた説明書に従いカメラに顔を向けた。 
すると面前の液晶画面に赤と青で顔が映された。そして、右上に体温が示されたのである。 
 
カメラの前で屈むと、画面に顔が赤と青で表示されるが、これは腕が映っている。(赤色は私がカメラを持つ手先) 
 
 
画面に表示された体温は「35.2度」だった。 
私はこんな低体温ではない。機械が壊れていると思った。 
 
そこで近くのインフォーメーション・センターに行き、「あの赤外線サーモグラフィーは壊れていませんか? 私の体温が、いつもより1度以上も低く出ている」と話したのである。 
 
私の顔(赤い部分はおでこ、青い部分はマスク、黄色は鼻、白の上は目)マスクをすると、その部分の温度が下がるようだ。 
右上に体温が表示される。(34.9度) 
 
 
すると彼女は「あの赤外線サーモグラフィーは、1度低く設定されているそうです」と言う。 
私 「なぜ1度も低く設定してあるのですか?」 
係員「私達も何故なんだろう?と、話しているんですよ」 
 
結局は「なぜマイナス1度」の設定か分らず仕舞いだった。 
正しい温度設定にした方が良いと思うのだが、その理由を知りたい。 
 
オリンピックPRセンター(東京都庁) 
 
 
次に地下道で繋がっている東京都庁に行ってみた。 
2階に行くと、仕事で来た来庁者の為に体温測定をしているのが見えた。 
暇人の私が入れる雰囲気は無い。 
 
仕方ないので、向かい側の東京オリンピックのPRセンターを覗いてみた。そこにいた係の女性が話し掛けて来た。 
全くお客はいないので、暇を持て余していたのだろう。 
 
都庁32階の巨大な職員食堂。 
 
 
彼女は「都庁の展望台が新型コロナウィルスの影響で閉鎖になったために、ここに来る人がほとんどいなくなってしまった」と言っていた。 
 
そして雑談の中で、「32階の職員食堂の500円ランチが美味しいらしいです。行ってみたらどうですか?」と言う。更に「あそこの受付で食堂に行くと言えば、用紙に記入して体温測定をすれば、誰でも入れます」と言ったのである。 
 
日替わりランチのハンバーグ定食(500円) 
 
 
そこで私は「500円ランチを食べて、帰りに報告に来ます」と言って受付に向かった。 
非接触型の体温計で測定し、パスをもらってエレベーターに乗る。 
32階の職員食堂は巨大なワンフロアとなっていて、自販機で食券を買う。 
 
そこはキャフェテリア方式で、食券と交換で料理を受け取る。 
日替わり定食のハンバーグ・ランチは500円なら上等の味で、帰りに約束の報告をしてから都庁を後にした。 
 
都庁を出たら、表でドラマの撮影を行っていた。 
 
 
(おまけの話) 
都庁まで行ったので、久しぶりに新宿の街を歩いてみた。 
新宿という街は以前から若者の町で、私などは余程のことが無ければ近寄らなかった。 
 
以前に日本政府が韓国に対して「ホワイト国から除外する」と決定して以来、韓国人が反発して旅行に来なくなり少し人出が減っていた。 
 
そこへ新型コロナウィルスの発生が加わり、中国人も来なくなっている。これで新宿は観光公害から解消されたが、それが良かったのか?。 
 
【追分だんご本舗】  
 
 
私は新宿西口から地下道を通って、東口に出た。 
いつもは待ち合わせの人で溢れていたアルタ前が、今はガラガラである。 
 
女房から出掛けに言われた。 
「新宿へ行くなら、追分団子でみたらし団子を買って来て」。 
 
そこで伊勢丹デパートの先の「追分だんご本舗」に行った。 
そこまでの道路も以前と違って、韓国・中国の観光客を見掛けない。 
 
追分団子(こしあん)・・・183円(税込み) 
 
 
信号を渡り「追分団子」の本店に入る。 
私は「団子と言えばあんこ」に決っているが、女房は「みたらし団子」だと言う。女房の友人達の分も買ったので、かなりの量になってしまった。 
 
団子のことよりは1日も早く新型コロナウィルスが収束し、普通の生活に戻って欲しい。 
今回の騒動で、「普通の生活」の大事さが良く分ったのである。 
 
追分だんご本舗の店内から外を見る。  
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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