■伊達産モロコシでポップコーンを作る
イコロ農園のTさんが上京した時に乾燥させた伊達産のトウモロコシを2本持参した。 なんという品種かは分からないが、武者なびの『菜っぱ屋の農事だより』でお馴染みの農家のSさんのお母さんが種まきから育てたトウモロコシのようだ。
伊達産トウモロコシ
Tさんは我が家に来る前にメールでポップコーンの作り方を指導してきた。
『ポップコーンの作り方』
1、フライパンを熱しバターか油を入れる。
2、ほぐした粒となじませる。
3、鍋の蓋をして焦げないように振る。
4、弾ける音がしなくなれば出来あがり。
5、好みで塩をいれてもよい。・・・・・と、あった。
そこで、ある日の夜に女房と2人で作ってみた。
説明書が良かったのか、ポップコーンなんて誰にでも簡単に出来るのか、いずれにしても、非常に上手に出来た。
自家製ポップコーン
1本だけで作ったのに、こんなに沢山出来てしまった。
Tさんが、『食べるだけ少な目に』と書いて来た意味が分かった。
作る前にトウモロコシの粒を数えてみたら、1本に600粒が付いていた。早速食べてみたら、これが美味しい。
自分の手作りで愛着があるから旨いのか?
ポップコーンと言えば映画がつきものである。
映画を見に行くと、いつもポップコーンを買ってしまう私だ。
自家製ポップコーンが出来たので、条件反射で映画を見たくなった。
出来たてのポップコーンを抱えてテレビの前に陣取った。
CATVでトムクルーズ主演の『コラテラル』を見る。
暫くしたら、見たことがあるなーと思い出した。
これが年をとったということか?
(おまけの話)
20年ほど前にシカゴ工作機械見本市に取引先の社長と2人で行った。
見本市を見たら、当時は日本メーカーの全盛期であまり参考になる外国製の機械が無かったので、急きょセントルイスまで行ってみようかということになった。
レンタカーを借りて2泊3日でゆっくりとドライブ旅行に出掛けた。シカゴから南下したこの辺りはコーンベルト地帯と呼ばれ、どこもかしこもトウモロコシ畑である。
ハイウエイの途中で車を止めて廻りを見回したら、水平線まで360度にトウモロコシ畑以外は見えなかった。
まるでトウモロコシの海である。
僅かにカマキリのような形をした刈り取り機が数台、動いているのが見えた。
イコロ農園で作るトウモロコシは2番子は小さくて、美味しくないから収穫しない。アメリカの経験で言えば、2番子は収穫しないなんてことはしていない筈だ。
トウモロコシは茹でて良し、焼いて良し、スープにしても良し。ステーキの付け合わせも美味しい。
ところで疑問が湧いた。
『アメリカ人はトウモロコシをそのまま茹でたり、焼いたりして食べるのか?』
私はアメリカのスーパーで皮付きトウモロコシを見た覚えは無いのだが・・・。
アメリカで食品関係の仕事をしているOさん、『どうなんですかー?』