■武漢ウィルス(14)・・・・コロナウィルスを恐れる理由
4月6日の「武漢ウィルス(13)・・・武漢ウィルスとインフルエンザ」の中で、私は『毎年、インフルエンザで日本だけでも1万人も亡くなっているのだから、今回の武漢ウィルスは考えようによっては大したことがないようにも思えるのは間違いか?』 と書いた。
(今回は非常事態宣言の出る前日の4月6日の銀座界隈の写真です)
築地3丁目交差点(正面が築地場外市場)
それに対して中高時代の友人のOさんがメールをくれた。
『ブログに掲載された貴兄の疑問に答える論文をお送りします』とあり、『執筆者はノーベル賞候補に挙げられる免疫学の権威で、元阪大教授の平野教授です』とあった。
なんだか私のブログに似合わない学識者が登場するようになり、私はこそばゆい。軽い気持ちで書いただけなのに、えらく学問的になって来た。
でも私が偉いのではない。私の友人達が偉いのである。
晴海通りと昭和通りの交差点。
【新型コロナウィルスを恐れる理由】の論文から抜粋して。
『先ず、心理的な側面があります。季節性インフルエンザはワクチンと治療薬があります。
しかし新型コロナウィルスに対してはワクチンも治療薬もありません。
人は自分でコントロール出来ないことには不安を抱きます。
銀座4丁目付近でバスの中から。
1、何もせずに放置すると終息するまでに、日本では最悪70万人から250万人、世界では1億9000万人が死亡する。
2、ワクチン開発は終息を早めるための要だが、開発に少なくとも2~3年、あるいはそれ以上かかる。治療薬の開発は5~10年かかる。
3、今後、終息までに1~2年はかかるので、これからは長期戦となる。
銀座4丁目交差点で交通整理をする警察官。
4、長期戦の間には各地域では流行の波を起こしながら、世界中のどこかで流行している状態が続く。日本で流行が終息したとしても、海外からウィルスが流入するし、国内でもまた流行が起きる。
このような流行の波を作りながら、最終的に国民の30~60%が感染して免疫を獲得するまでは終息しない。
銀座4丁目から新橋方面を見る。
5、日本では毎年、1000万人くらいが季節性インフルエンザに感染していると推察されます。その死亡率は0.1%です。
これに対して新型コロナウィルスは現時点で世界の平均値は4.6%です。
6、ワクチンが存在しないことの意味ですが、通常はワクチン接種と自然感染の両方を合わせて集団免疫を獲得すると、感染が終息に向かうことになります。
銀座5丁目から4丁目方面を見る。(人通りが少ない)
しかし新型コロナウィルスに対するワクチンが存在しないという状況下では、60%の人が自然感染して免疫を獲得しなければ終息に向かわないことを意味します。
これを日本に当てはめると、1億2000万人の60%、すなわち7200万人が感染しなければ終息しません。死亡率を仮に1%としても、72万人が亡くなります。
しかし幸いに「はしか」のように空気感染でなく、飛沫感染なので、手洗いを励行し、3蜜を厳格に避ければ感染を防ぐことが可能です』。
私「ウーン。出るのはため息ばかり」。
三越デパートの開店(午前11時)を待つオバサン達も少ない。
(おまけの話)
安倍首相が4月7日に緊急事態宣言を発令した。
これを出したからといって、外国の様に都市封鎖が行なわれるわけではない。自粛がより強くなったくらいだ。
その程度なら、もっと早く出しても良かったと思う。
若者は他人事のように思っているらしいが、それはいずれ自分に降りかかってくるのを今は分っていないだけだ。
マンションの窓から見た「都道2号線」
中央下の方にBRTの停留所が作られた。
今回の武漢ウィルス騒動で私が一番心配していることは、日本だけでなく世界的に経済が破壊されてしまうのではないかということだ。
日本の多くの中小・零細企業が倒産し、従業員が職を失い、それによりコロナでの直接の死者より将来を悲観して自殺する人の方が多くなるのではないかという心配である。
その時になって、いまも夜中の盛り場を出歩いている若者が、働く場が無くなっても知らないぞ!
5月24日の試験運行に備えて、停留所だけペンキで書かれた。
毎日、朝からテレビに出ている、感染症専門家と称する人達が不思議だ。こんなにコロナウィルスの拡散が問題になっているのに、毎朝、テレビに出ている。
専門家なら、現場で人命を救うために活動すべきではないのか?
しかも専門外のことまで解説するのを見ると、医療の説明も信用出来ないと感じてしまう。
私はタレント専門家の言うことなどは信じないが、テレビだけが楽しみのお年寄りは騙されてしまうだろうなー。
こちら側は上りで、新橋方面行きの停留所。(4月4日に書かれた)