■武漢ウィルス(22)・・・・新しい感染ルートか?
TV報道によれば、今日も「コロナウィルスの感染が止まりません」となっている。同じ報道でも、東京都は11日の197人を最高に、15日は127人まで減って来たのだから、国民が明るい気持ちになるように言えないのだろうか?
例えば「11日の197人を最後に緊急事態宣言の効果が出だしたようで、毎日の感染者数が減りつつある」と言ってくれれば、みんなが希望を持てて明るい気持ちになれる。
(写真はこの日の散歩ルートの写真です)
都道2号線の「築地大橋」の側道を新橋方面に歩く。
しかしながら新しい問題は、「感染ルートが不明」の率が50%を越えて来ている。しかも感染者は40歳以下の人が大半で、彼らは現役で働いている人達である。
また院内感染が非常に増えていることも不思議である。
医療の専門家が感染するのだから、3蜜以外になにか特別な理由がありそうに思う。
側道の左側は浜離宮恩賜庭園。突き当りは電通ビル。
そんな時に興味深い感染ルートに関する解説を知った。それはネットのサイトで、中部大学の武田邦彦教授が話している「感染ルート」だ。
武田教授によると、「自粛が始まってからも感染者が増え続けているのには、今まで我々が考えていた感染ルートが間違えている可能性がある」との興味深い指摘であった。
浜離宮恩賜庭園の入口の「休園のお知らせ」。
政府の指摘する「3蜜」ばかりに気を取られていたが、これだけでは駄目で、もっと重大な原因があると言う。
それは「トイレ」、「外食の食器」、「スーパーの買い物籠」、「宅急便」等である。これらは3蜜ではない、新しい指摘である。
電通ビル46階から見た勝鬨橋。
特に盲点はトイレで、しかも「大」の方である。
それも公衆トイレ、デパート、お店、会社、レストランなどのトイレである。
これ等の場所のトイレは不特定多数の人が利用する。
もしその中の利用者にコロナの感染者がいたら、どうなるか?
電通ビルから見た隅田川方面。
水洗トイレは「清潔」と思い込んでいるが、使用後に便器の蓋をしないで水を流すと、飛沫は天井まで届いているそうだ。
しかも細かい飛沫は、空中に1時間くらい漂っている。
そこでそんなことを知らない私が、そのトイレに入ったらどうなるか?
電通ビルから見た「豊海埠頭」。
私はドアのハンドルや壁に付着したトイレに、知らずに入っているのである。しかも空中に漂う飛沫を、知らずに吸い込んでいても気が付かない。
病院の院内感染は、もしかしたらトイレではないのだろうか?
細菌に対しては専門家のはずの医療関係者が感染するという理由が私には理解不能だったが、もしかしたら、これかもしれない。
築地大橋から見た風景(左は築地、右は勝どき)
(おまけの話)
外出自粛でも雨さえ降らなければ、人のいない場所に散歩に行っている。サラリーマンが毎朝、混雑した電車に乗って通勤していることからみたら、私の外出など全く比較にならない。
この時期は浜離宮恩賜庭園で八重桜が咲いているはずだ。
もしかしたら、緑色の桜の御衣黄が咲いているかもしれないと思ったのである。
電通ビル46階から見た風景。
隅田川の向こう側は、私の住む勝どき地区、手前右は浜離宮恩賜庭園、
左黒色は旧築地市場で現在は東京オリンピック用の駐車場、手前左の背の高い茶色のビルは「癌センター」、その右の茶色は朝日新聞本社。
都道2号線の側道を歩き、隅田川に架かる築地大橋を渡る。
左側に浜離宮恩賜庭園が見えて来る。庭園の入口に行ったら、赤字で「休園のお知らせ」の貼り紙があった。
仕方ないので、汐留の電通ビルに行くことにする。
電通は全社がテレワーキングなのでビル自体が閉鎖かと思ったが、レストランフロアは営業していた。
道路は都道2号線、橋は築地大橋、黒い部分は東京オリンピックの大型バス駐車場。
エレベーターで46階に上がり、窓から外を見る。
この位置は私の住むマンションの隅田川を挟んだ反対側になる。
眼下に旧築地市場が見える。建物は解体されて、東京オリンピックの為の駐車場が完成している。
浜離宮恩賜庭園やレインボーブリッジも見える。遮るものは何も無い。
ここが住宅だったら、最高のロケーションだ。
しばらく風景を楽しんでから家に帰った。
万歩計は「6271歩」を示していた。
ここで一句「朝起きて コロナコロナで 日が暮れる」
浜離宮恩賜庭園。