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[2020.04.23]
■武漢ウィルス(26)・・・話題のアベノマスク 
 
4月1日に安倍首相が政府の新型コロナウイルス感染症対策本部で、突如打ち出したのが次の政策だった。 
 
「全国で5000万あまりの世帯すべてを対象に日本郵政の全住所の配送システムを活用し、1住所あたり2枚ずつのマスクを配布する」である。 
 
これには色々と異論もあるようだが、困っている人には嬉しいはずだ。 
 
4月21日に政府から届いたマスク。(宛名は書いて無い) 


4月17日からマスクを順次配送すると伝えていたが、配布の順番は感染者が多い東京が最初で、その中でも特に多い世田谷区になりそうだ。 
 
21日の夕方に自宅のポストを覗いたら、ビニールに包まれたマスクがあった。郵便局が配送しているのだが、宛名は書いていない。 
全ての世帯というのだから、住所は不要なのだろう。 
 
裏にはコロナウィルスの感染予防のお願いが書いてある。 
 
 
家に戻って封を切り、マスクを取り出した。 
「掛けてみて」と女房に言われて、私は着けてみた。 
 
今までの我が家のマスクに比べると、少し小さいような気がした。 
テレビで安倍首相が着けているのを見ると、かなり小さいように見えた。 
 
袋から取り出したガーゼで作ったマスク。(品質は悪くない) 
 
 
閣議の時などに他の閣僚は色々なマスクをしているが、小さく感じない。安倍首相は自分の発案だからか、このマスク以外は絶対にしない。 
 
「小学校の給食当番みたい」などと悪口も言われている。 
「アベノミクス」を皮肉って、「アベノマスク」なんて言われている。 
 
上は政府支給のマスク(上下左右が少し小さい)、下は女房の手作りのマスク。 
 
 
マスクを手に取った女房は、「これはガーゼで、品質も良い」と言った。「でも少し小さいからこれをリメイクして、少し大きく作り変える」とも言った。 
 
マスクの入っていた袋に同封されていた台紙には「3蜜」の注意書きがある。そして、送付元は「厚生労働省」とあり、連絡先も書いてあった。 
 
マスクを取り出すと、「3つの蜜」の解説が書いてある。 
 
 
ただ私が「不思議だなー」と感じたのは、製造者名が書いて無いことだ。これには早速、民社党の福島瑞穂参議院議員が国会で質問し、厚生労働省は嫌々調達先と発注総額だけを開示したが、メーカー名は開示しなかった。 
 
商品というものはメーカーが責任を持たねばならないのだが、今回の場合は政府が責任を持つから会社名を開示しないのだろう。 
 
支給されたマスクを着けてみた。 
安倍首相は顔が大きいらしく、私の場合よりマスクが小さく見える。 
 
 
マスク不足は続いているが、転売禁止となり、売り先を失ったマスクがこれから出て来るだろう。また異業種もマスク製造に乗り出したので、いずれ解決する。 
 
たかがマスクで大騒ぎしないで、ハンカチでもバンダナでも、なんでも身近な布を使えば誰でもマスクの代用は出来る。最近の日本人は少し大騒ぎするようになったと感じるのは、私だけだろうか? 
 
支給されたマスクを分解したら、こんなに大きな1枚のガーゼになった。 
 
 
(おまけの話) 
日本人とマスクは馴染みがあるが、どうも海外ではそうではないようだ。欧米人は日本人と違う。ある人がネットに書いていた。 
 
「イギリスで20年以上生活しているが、公衆の場でイギリス人がマスクを着けているのを一度も目にしたことがない。顔の一部、特に口と鼻を隠すのを非常に嫌がる人が多い」 
 
欧米人は色々なマスクで自衛している。 
 
 
「しかし、どの部分も絶対に隠さないかと言ったら、そうではない。多くの人がサングラスをかけて目を隠すのは、オーケーなようだ。これは欧米に共通する習慣と言えそうだ。 
 
体のどこの部分を隠し、どこを露出させるかはそれぞれの文化の問題です。ある文化で隠すべきものが露出していたり、露出しているべきものが隠れていると、そこに嫌悪感が生まれる」。 
 
サッカーの試合見物か、支給された同じマスクでみんなが観戦。 
 
 
「だから鼻口を露出すべき文化で、それを隠すのは嫌でたまらない。服を着ているべき空間で裸になる恥ずかしさと似た羞恥心だろう」。 
 
これは面白い考察で、私がたまにTVで見るヨーロッパでも、スーパーマーケットの前で「ソーシャル・ディスタンス」を保って並んでいる人達が、ほとんどマスクをしていないのを見て不思議に思っていたのである。 
 
地下鉄で黒人男性以外はマスクをしていない。大丈夫か? 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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