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[2020.05.01]
■武漢ウィルス(31)・・・ゴーストタウンの浅草寺   
 
「浅草へ行ってくる」と女房に言えば、「止めて!」と言われるのが分かっている。そこで危険な外食は避けて家で昼飯を食べてから、「散歩に行って来る」と言って家を出て浅草に向かった。 
 
消毒液を沁み込ませたペーパーも持った。 
外出先で危険な公衆トイレを使わないで済むように、家を出る前にトイレも済ませた。水も飲んだ。マスクも持った。 
帰るまで何も触らないようしして、写真を撮ることにした。 
 
浅草方面に向かう大江戸線の車内は、1両に10人以下しか乗っていない。(4月23日) 


駅から浅草寺に向って歩いて行くと、いつもの見慣れた様子とだいぶ様子が違う。群れをなして客引きをしている人力車がいない。 
 
貸衣装姿で闊歩する、外国人観光客もいない。 
雷門の提灯を背景に記念撮影をする観光客もいない。 
「居ない、居ない尽くし」で、ゴーストタウンのようだ。 
 
4月17日に7年ぶりに新調した雷門の大提灯。 
 
 
浅草寺の仲見世通りの店はコロナ騒動で臨時休業し、シャッターを下ろしていて寂しい。多くの閉まった店のシャッターに描かれた、江戸風の絵画が素晴らしい。 この光景は普段は見られない。 
 
なにしろ閉店した時に、シャッターが下りると現れる絵なのだから。 
シャッターに描かれた絵を見ながら、ゆっくりと仲見世通りを歩いた。 
美術館を借り切ったような気分になったが、でも浅草に人がいないのは寂しい。 
 
(シャッターに描かれた元絵は東京芸術大学・平山郁夫教授研究所グループ製作) 
 
 
家に戻ったら、マンションの友人のYさんからメールが届いていた。 
彼は情報通で、いつも色々な新しい情報を私に送ってくれる。 
今回は慶応義塾大学病院の北川院長のコメントだった。 
 
そのメールには慶応義塾大学のHPからコピーした画面が張り付けてあった。最初の表題には「新型コロナウィルスに関する当院の状況に付いて」とある。 
 
普通は観光客がこの絵を見ることは無い。 
 
 
そして本文は下記のようになっていた。 
「4月13日から19日の期間に行われた術前および入院前検査PCR検査において、新型コロナ感染症以外の治療を目的とした無症状の患者さんのうち5.97%の陽性者(4/67人中)が確認されました。 
 
これは院外・市中で感染したものと考えられ、地域での感染の状況を反映している可能性があり、感染防止にむけてさらなる策を講じていく必要があると考えております」。 
 
 
 
私は「本当かなー?」と思った。それなら計算上は、1300万東京都民の約6%の76万7000人が感染していることになる。 
それが現時点(4月30日)で4073人では、まるで数字が違う。 
現時点では、どの情報を信じて良いか分からないくらい情報が錯綜している。 
 
一説によると、感染しても無症状の人もいると言われている。 
もしかしたら、既に抗体が出来ている人も多くいるのかもしれない。 
私はYさんからのこのレポートは、慶応大学病院を騙った偽物ではないかと疑った。 
 
 
 
改めてネットで「慶応義塾大学病院」を検索したら、最初のページに「新型コロナウィルス感染症に関するお知らせ」が出ていて、Yさんが知らせて来た情報は偽物ではないと分かった。 
 
では慶応大学病院のコメントと、私の計算上の感染者と死者数の違いはなんだろう? 情報が氾濫していて、なにがなんだか分からなくなった。 
 
 
 
(おまけの話) 
4月7日に政府が「緊急事態宣言」をしてから23日が経過した。 
その4月30日の全国の感染者総数は1万4165人だった。(死亡者437人) 
 
東京都は前日より46人増の、4073人になっている。 
政府は繰り返し「密閉」、「密集」、「密接」を避けるように言い続けている。 
 
 
 
私の感じでは、みんな真面目に「3蜜」を守っているように感じる。 
それでも感染者が減らないのは、他に理由があると考えるべきではないか?私の主張する感染源は「公衆トイレ」と「スーパーマーケット」である。 
 
「人から人へ」を強調し過ぎで、「人→物→人」を見落としていないか? 今までのやり方で良い結果が出なければ、勇気をもって「見直す」ということするべきだ。 
 
 
 
私の住む中央区の感染者数は区のホームページによると68名だそうで、発生場所は書かれていない。色々と調べてみたら、最新の感染者発生は相生橋近くの老人施設、それより我が家に近く1日前に行ったばかりのトリトン・スクエアがある。 
 
なんだか段々とコロナが近くに来ているようだが、もしかしたら既に私の住むマンションにも感染者はいるかもしれない。怖いなー! 
 
左奥にポツンと開いている店があったが、これじゃ買ってくれる客がいない。こんな仲見世の光景は、初めて見た。 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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