■武漢ウィルス(30)・・・マスクの無料配布
東京と大阪で営業自粛をお願いしても、受け入れないパチンコ屋がある。それならと店名を公表したら、更に客が増えた。
また、この時とばかり、マスクや消毒液を通常の何倍もの価格で売る店がある。ネット有志が今の内にそれらの店を調べておき、コロナ騒動が終ったら悪徳業者としてネットで公開する動きを見せている。
ネットの世界は怖い。
築地場内市場の残りの建物を解体中だった。
小池都知事の「ステイホーム・ウィーク」を渋々受け入れている私だが、家にいるためには色々と用意するものもある。
コーヒー豆が切れそうだ。写真プリント用の用紙が切れた。
そこでウォーキングを兼ねて、平日の昼間に有楽町まで歩いて行った。
築地3丁目交差点に差し掛かったら、マスクを配るオバサンがいた。
築地で配っていたマスク。
自分で1枚づつビニール袋に入れてあるところが、怪しい。
この人が誰か分からない。身分を証明する立て看板も無い。
私はオバサンに聞いた。
私 「なぜマスクを配っているのですか?」
オバサン「近所の不動産屋です」
私 「なぜマスクを配っているのですか?」
オバサン「ボランティアです」
外出自粛で「Uber Eats」は大繁盛。
以前にテレビニュースで、築地でマスクを配る不動産会社の社長が取り上げられていたが、疑い深い私はその時に「美談」とは思わなかった。
オバサンが紙袋から取り出したマスクは、1枚1枚が包装されていない。
その日がオバサンじゃなければ、私はこう言いたかった。
「区役所に箱ごと寄付すれば、マスクが必要な施設に届きますよ。なにか それが出来ない理由があるのですか?」・・・と。
歌舞伎座は公演が無いので看板だけ。
マスクを受け取る人は多くない。
素性の知れないオバサンが衛生的にも安心できないマスクを配っても、誰も素直に受け取ることはしない。この不動産屋は、なぜか大量のマスクを持っているらしい。
ネットを検索すると、このマスクではないと思うが中国製の可笑しなマスクがある。私はマスクを渡されたので、受け取って先を急ぐ。
日本人が輸入した中国製のマスク。「飛ぶナメクジを除去します」。
中国語を日本語に自動翻訳したら、「飛ぶナメクジ」になってしまった。どうやら正しくは「鼻水」らしい。
歌舞伎座を過ぎ、銀座4丁目に差し掛かる。
歩いている人は、数えるほどだ。車もいつもより少ない。
ビックカメラに行ったら、やはりお客は少ない。
4階の写真用品売り場で、用紙を買う。キャッシャーの店員との間にビニールの幕が降りていて、支払いのカードも自分で読み取り機に差し込む。なんだか味気ない。
和光のショーウィンドー。「より良い明日の為に準備しています」
帰りの都バスは台数も少なく、時刻表通りに走っていない。
銀座4丁目で降りる人も、乗る人もいない。初めての経験だ。
築地3丁目で降りて、コーヒー豆屋に向かう。
交差点の脇では、相変わらず例のオバサンがマスクを配っていた。
通行人に、なかなか受け取ってもらえないようだ。
ビックカメラの「ソーシャル・ディスタンス」
(おまけの話)
中部大学の武田邦彦教授が話す、少し過激な、でも科学的な話が面白い。武田教授は「3蜜だけでは間違い。日本人の多くが、テレビ・ウィルスに侵されている」と言う。
彼は「必要以上に恐れることはない。1年先にはインフルエンザと同じように、武漢風邪と言うだろう」と「音声ブログ」で言っている。
交通会館1階の三省堂もお休み。
また教授は「地球温暖化は悪いのか?」、「南極の氷が解けて南の島は海に沈むと言うが、アルキメデスの原理を知らないのか?」、「タバコと肺癌の関係はない」、「ダイオキシンに大した毒性は無い」、「石油は枯渇しない」、「リサイクルは必要なし」などの説を発信している。
それを科学的に数字を使って解説するので、「なるほど!」と思えて来る。これらの説に学者もマスコミも、理論で反論しない。
感情論で反論している。
都バスもガラガラ。乗客は2人だけだった。
武田教授のコロナウィルスに対する防御方法は3蜜だけでなく、次のものである。「マスク、うがい、接近しない」、「触らない、手袋、消毒、手洗い」、「買い物、公衆トイレに注意」、「栄養と休息、熱い風呂と日光浴」である。
私は武田教授の意見に賛成で、これらを守っている。
それで駄目なら、「アマビエ」にお願いするしかないだろう。
半人半漁の妖怪「アマビエ」がいま人気だそうだ。