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[2020.07.13]
■ベトナム(6)・・・ベトナムのお寺を見に行く
(2013年7月8日) 
 
私の通っていた仏像教室の友達からメールが届いた。 
『ベトナムにも仏像があるかと思いますので、そのチャンスに巡り合えましたら、写真を送って下さい』とあった。 
 
名前は分からないが、かなり立派なお寺である。 
 


そうなると私としては、「わざわざでも行かねばならない」と思ってしまう。そして会社の車の空いている時を狙い、日本語の先生のガイドで運転手付きの仏像探索の旅に出た。 
 
入り口には閻魔大王か? 
 
 
ガイドの先生は25歳で、日本に研修生として3年間来ていたので、日本語には不自由しない。それが後で間違いと気付くのだが・・・。 
 
ホーチミン市から北に1時間半ほど走った町に、そのお寺はある筈である。私には町の名前も分からない。お寺の名前も分からない。 
先生も運転手も、分からないで来ているのである。 
それでも町の人に聞いて、目指すお寺に着いた。 
 
日本の獅子像とは、かなり趣が違う。 
 
 
遠くから見ても、そのお寺が大きく有名そうだと分かる。 
入り口にはボランティアなのか、数人の白服の爺さんがいて、『そこから入っちゃ駄目だ!』とベトナム語で言っている。 
 
どうやら信者以外は、横の入口から入らなければならないらしい。 
布で出来たハスの花が敷かれた通路を通って、中に入る。 
驚くようなカラフルな装飾に圧倒される。 
 
豪華絢爛の寺院内は修復作業中だった。 
 
 
現在は修復中らしく、職人がアチコチでペンキを塗っている。 
真ん中から写真を撮ろうとしたら、また怒られた。 
 
床に敷き詰められた模様入りのタイルのある場所から中は、観光客は入ってはいけないらしい。 
 
誰か分からないが、3偉人。 
 
 
怒ってばかりいる寺男ジジイなのに、次には私の手を引っ張り、『ここからあの天井の模様を撮れ』みたいなことを指図する。 
私は撮りたくなかったが、仕方なく撮ったら、やはりピンボケだった。 
 
寺院内から外を見る。ステンドグラスのような木彫りの窓。 
 
 
他の場所でも『ここを撮れ』と言われ、『あのジジイはなんなのか?』と連れのガイド役の先生に聞いたが分からない。彼は若いので、お寺のことなど興味も無いし全く知識も無いようだ。 
 
もう少し、お寺に詳しいガイドと来れば良かった。 
これでは仏像教室のお友達に報告することも出来ない。困ったものだ。  
往きはあれだけカンカン照りだったのに、帰りは雨季のせいで土砂降りの雨だった。 
 
一番奥の玉座か? 
 
帰った翌日に詳しい人に聞いた。 
私の行ったお寺は新興宗教の「カオダイ教寺院」だそうです。 
 
 
(おまけの話) 
ベトナムは米の輸出が世界一で、主食は日本と同じ米である。 
そこで帰り道に、ベトナムの美しい田圃の写真を撮る予定だった。 
 
ところがこの辺りの田圃は、種の直播きらしく田圃が全然美しくない。 
後で知ったが、ベトナムはどこでも直播きだそうだ。 
 
田圃の牛。この辺りのイネは背が低い。 
 
 
それに2~3毛作なので、植えたばかりの田圃と刈り取り中の田圃が混在しているので、日本の田圃のように美しくない。 
全くの期待外れだった。 
 
それでも向こうの方に牛がいるのが見えたので、車を止めて歩いて行ってみた。牛はどうということはなかったが、その先にお寺があった。 
現在は修理中のようだが、門を入ると左右に仏像が見えた。 
 
象に乗った菩薩。 
 
 
1体は象に乗っている阿弥陀如来のようだ。 
もう1体は獅子に乗った菩薩のように見える。 
 
日本の楚々とした仏像は、拝観すると心が洗われるような気がするが、 
南方の菩薩は象や獅子に乗っているし、色もケバくて、なんだか崇拝し難い。なんとなく厳しさに欠けるように感じるの、私だけか? 
 
獅子に乗った菩薩。 
 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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