■武漢ウィルス(62)・・・ コロナを吹き飛ばす
最近は新型コロナウィルスのことが、かなり詳細に分かって来たようだ。世界中の科学者が研究を進めているからで、ワクチンと治療薬もいずれ出て来るだろう。
テレビのワイドショーに出て来る専門家と称する人は、本当に専門家なのだろうか? 彼らはテレビ局の用意した原稿に沿って話をしているだけで、科学的な証拠を示さない。
「深川不動堂」ご本尊は不動明王
生物学者の更科 功博士が、面白いことを書いている。
「例えばヒトにしか感染しないウイルスがいたとしよう。そのウイルスのもっとも単純な形は、単なるDNAだったとする。
このDNAがウイルスである理由は、ヒトに感染して自分を増やすことができるからだ」。
「本堂内は撮影禁止」
「では、もしもヒトが絶滅したらどうなるだろう。そのDNAにはもはや感染する相手がいない。自分を増やしてくれる細胞はない。つまり、そのDNAはもはやウイルスではない。
塩基配列が同じDNAでも、全く同じDNAでも、周囲の環境によって(この場合はヒトが絶滅するかどうかによって)ウイルスになったりならなかったりするのである」。
難しい理論はさておき、連日、東京だけでなく、全国のコロナ感染者数が増え続けている。しかし本当にテレビで騒ぐほどのものなのか、科学者ではない私には分からない。
そんな時にPCR検査に関して、面白い例えを見付けた。
「以前は犯罪を犯した人だけを逮捕していた」が、「今は怪しそうなヤツを見掛けたら全て逮捕」、そして「最近は治安が悪くなり、犯罪率が上がったと騒ぐ」のに似ている。
新型コロナウィルスから逃れたいと思い、家から出なければ足腰が弱る。家から出れば、コロナの危険性と隣り合わせになる。
それなら「コロナウィルスを吹き飛ばせば良い」と気が付いた。
そして久し振りに、門前仲町の「深川地蔵堂」に行って護摩祈祷を受けることにした。
コロナ騒動以来、初めて深川不動堂に行って驚いた。
色々とコロナ対策が行なわれている。
「勝手に堂内に入れない」、「20分前になったら順番に案内される」、「検温と手の消毒」、「堂内の座る席は指定」、
「1人おきのソーシャル・ディスタンス」、「マスク着用」、「前後の席とはビニールカーテン」、「読経は心の中で」と厳しい。
「護摩木」(一番小さな木で500円)
時間になり法螺貝の僧侶に続き、10人ほどの僧侶が入場する。中央で護摩木を燃やして、美声の僧侶の読経に合わせ、法螺貝、大太鼓、小太鼓、鉦、木魚風の物などが打ち鳴らされる。燃える護摩木の炎が高く昇る。
これだけでコロナウィルスが飛んで行ってしまうように感じた。
途中で気が付いた。坊さんは、誰もマスクをしていない。
いつもより早く胡麻供養が終って静寂が戻り、なぜか「もう大丈夫」という気になったが、気のせいか?
お堂の外壁に貼られた「梵字」
(おまけの話)
中部大学の科学者の武田教授が書いていた。
【日本ではしばらく前に、8割オジサンの異名を持つ北海道大学の西浦教授がいるが、彼は「人と人の接触を80%減らせ」と提言した。でも欧米では人口密度が日本の10%しかない国が多い。
しかも自動車通勤で満員電車も無いし、オフィスも広い。元々、接触率は日本より9割少ないのである。ではなぜ感染者が日本より多いのか?】
境内にあった「大賀蓮」
更に【人と人の接触を8割削減にするには、人が外に出るのを45%減らせばよい。これは衝突理論といって、屋外で人が常に移動している場合での「接触率8割削減」は、「0.45X0.45≒0.2」という計算で、接触率は(1−0.2)X100=80%ととなり、8割の削減が達成出来る。
それをテレビでは「今日の渋谷の人出は、まだ80%は減っていませんね」と解説し、衝突理論の基本すら分かっていない】と怒っていた。
人出が80%減ったら、接触率は93.6%減少する。
赤字の注意書きがアチコチに。
またコロナに関係無いが、「タバコと肺癌の関係は無い」と言っている。それはデータに現れていて、禁煙が進んだ時期から肺がんが増え続けている現実がある。
「石油は枯渇しない」、「ダイオキシンは無害」、「地球温暖化で海面が上昇して、島が沈むことはない。中学校でベルヌーイの定理を習わなかったのか?」と呆れている。
科学的に正しいことを言うとTV局の意向に沿わないらしく、呼ばれなくなったそうだ。今の時代は、科学がテレビに負けているのである。
履物はビニール袋に入れて、自分で持って入る。