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[2009.05.11]
■有名より無名の方が良い時もある
青梅に住む同級生のS君が『薬王寺のツツジを写真に撮りに来ないか?』と連絡して来た。 
写真撮影となると、どこにでも行きたくなるから不思議だ。 
 
写真を始める前は、素人カメラマンを見ると、『カメラのファインダーから見ているより、自分の目で見たら?』なんて嫌味なことを密かに思っていた。 
ところが自分でカメラを始めてみたら、ファインダーから見る景色はまた違うものだと気が付いた。 
私の場合は、すぐに反省するのがいいところである。 


休日には出掛けない私だが、この日(4月29日)は特別に出掛けてみた。 
JR青梅線の小作駅前でS君が車で迎えに来てくれていた。 
そこから10分くらいで薬王寺に着く。 
ここは地元の人以外には知られていない隠れたツツジの名所である。 
 
山門を入ると目の前にツツジの群生が広がっている。 
 
山門から見るツツジ 
 
素晴らしい光景である。 
本堂のガラスに写るツツジもまたいい。 
 
本堂に写るツツジ 
 
ここのツツジを見に来ている人も少なく、ゆっくりと撮影が出来る。小高い山の上にも行ってみる。 
上から見るツツジもまたいい。 
 
上から見るツツジ 
 
横に廻って見る。ここからの眺めもいい。 
どこからでも、全て良い。 
 
横から見るツツジ 
 
その寺よりツツジで有名な寺があるとS君が言うので、そちらに移動する。そこは塩船観音寺という寺で、今の時期はツツジで金もうけをしている。 
 
薬王寺と違い、こちらは入山料を300円も取られる。 
駐車料金は700円も取る。 
本堂の周りはお土産屋だらけだ。 
それに観光客が大勢でゾロゾロと歩いて行く。 
観光バスも来ている。この違いは何か? 
どうも塩船観音寺はJRと組んでいるらしい。 
 
塩船観音寺のツツジ 
 
でも肝心のツツジは薬王寺の方がズーと綺麗だ。 
人が来るか来ないかは、中身よりも大手と組めるかどうかだと分かった。薬王寺が来年もこのままであって欲しい。 
 
(おまけの話) 
以前に誰からか忘れたが、ツツジとサツキは違うものだと聞いたことがある。でも、私には見た目は同じように見える。 
そこで調べてみた。そうしたら、やはり同じ種類のものであった。道理で私が分からなかったわけである。 
 
現役の時に、会社の空き地でそのサツキを育てていたことがある。 
私が先頭に立って農家出身の社員の指導で畑を作り、そこにサツキの苗を植えた。 
そして、それを育てて盆栽にして売り出そうかと考えた。 
 
休日に有志を募っての作業であるから、最初の頃はみんな面白がって出て来て作業を手伝った。 
その内に本業の仕事がメチャメチャに忙しくなり、中には休日出勤する社員も出るようになったことと、休日にわざわざ会社に出て来てサツキの手入れをやるなんて地味な作業は飽きられた。そして、サツキ畑はそのまま放置された。 
 
休日出勤手当を出さなかったのがいけなかったのかなー?若い頃はいま考えると、社長権限でバカなこともしていたなー。 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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