■ゴールデンウィークも休まず働く
私が東京でゴールデンウィークを持て余していた時に、イコロ農園のTさんは毎日、夫婦で畑に出ていたようだ。 東京から次男夫婦も呼び寄せて、畑仕事を手伝わせていたと聞いた。これじゃ、一昔前の農家と同じである。
ところが次男夫婦は東京の雑踏を避けて、畑仕事がしたかったというのだから、世の中も変わったものだ。
最近のTさん一族はどうやら農業中毒になってしまったようだ。
そのTさんが6日にメールをくれた。
『GWは好天で農家三昧でした。8日の午前中にアスパラガスの白と緑、ルッコラ、ウドが届きます。アリッサムは庭に植えてください。白アスパラは山木さんの初掘りです。グリーンはイコロ農園の4年目の自信作?です。リコッタ・チーズと塩で食べて下さい。』と連絡して来た。
Tさんからの贈り物
添付された写真には夫婦で真っ赤なツナギを着て農作業をしている姿が写っていた。本当に農業が好きなんだなーと思った。
Tさんの奥さんのシャベルを扱うスタイルも、最近は堂に入っている。
働くTさん夫妻
この真っ赤なツナギは今年の1月に還暦を迎えたTさん夫妻に友人達がプレゼントしたもので、汚れていないところを見ると、撮影用に着たのかもしれない。
写真から判断して、耕作面積を増やしたようなので、私が伊達に行った時には私の担当の野菜の手入れや収穫が大仕事になりそうだ。
(おまけの話)
『アスパラガスはすぐに食べろ』と指示が来ていたのだが、元料理研究家の女房が出掛けて留守なので、どうしようかと悩んだ。でも、柔らかい内に食べて欲しいと思って送ってくれたTさんの善意を無視できないので、自分で調理をすることにした。
白アスパラガスのバター醤油炒め
そこで先ず白アスパラガスは、フライパンにバターを敷いて、その上に乗せる。炒まって来たところで、醤油を垂らしてそのまま食べる。立ち食いである。
これは旨い。イコロ農園の野外で食べた味を思い出した。
青アスパラガスの塩茹で
次に青アスパラガスを塩茹でする。
茹で上がったところで、送ってもらったリコッタ・チーズを乗せて、そこに醤油を垂らす。これも柔らかくて旨い。
今どきの若者はなんでもマヨネーズを掛けるが、私はなんでも醤油だ。
食べ終ったところで、一緒に入っていたアリッサムという花を鉢に植える。
少しお洒落をして、壁掛け型の鉢に植えて、庭に出る扉に掛けてみた。なかなか絵になる。
壁掛けのアリッサム
小雨の降る日で、暇を持て余していたが、Tさんからの贈り物で思いがけず忙しい日となった。良かった。
春の来るのが遅い北海道の伊達にも、やっと春が来たようだ。