■ゴールデンウィークは困る
引退してから毎日がゴールデンウィークである私にとっては、本物のゴールデンウィークが来ると本当に困る。 今年のゴールデンウィークは4月29日から5月6日までらしい。
高速道路料金が1000円になるので、渋滞情報によると、私の家の近くの高速道路は『45キロの渋滞』なんて考えられないようなことが起きている。
それでも現役の人達は家族サービスの為に我慢して出掛けている。
休日は現役の人達のお休みの日なので、引退オヤジは彼らの邪魔にならないように、そういう時は家でひっそりと暮らしている。
でも、ゴールデンウィークはひっそりしているのには長過ぎるので、外に出たくなるので困るのである。
1坪半農地
そこをじっと我慢して、庭に出て畑の手入れをする。
でも1坪半の農地の上に、毎日のように手入れをしているので、もう小さな雑草さえ生えていない。
仏像彫刻をしていても、それも飽きる。
遂に我慢出来なくなって、最終日の6日に女房を誘って銀座に行った。
銀座松屋で開催中の『ミヒャエル・ゾーヴァ』の展覧会を見る為である。
デパートの開店時間に合わせて到着したのに、会場はもう満員である。
何枚かの絵ハガキとポスターを買って帰ったが、やはりゴールデンウィークは家にいるべきだと再確認した1日であった。
(おまけの話)
ゴールデンウィークの5月2日に友人のK君がやって来た。
彼は現役の会計士で、まだまだ毎日を忙しく過ごしているようだ。そんな彼が最近になって始めた趣味が、なんと万華鏡である。
人は色々な趣味を持っているが、万華鏡が趣味の人には初めて会った。
彼に言わせれば、『仏像彫刻を趣味にしている人には初めて会った』ということなので、お互いさまかもしれない。
『万華鏡を趣味にする』ということはどういうことかと思ったら、自分で万華鏡を製作して、そこに現れる幾何学模様をカメラで撮影するのだと言う。
K君の作品
製作した万華鏡に気に入った模様が現れた時はとても嬉しいと言う。彼の携帯電話のストラップにも小さな万華鏡が付いていたのは驚いた。
どんな趣味でも、人に迷惑を掛けないならいいと思う。
無趣味の人の方が、人(女房)に迷惑を掛けているのだと思う。本人はそれに気が付いていない。