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[2009.05.25]
■奥飛騨温泉紀行 (新穂高温泉)
今までに飛騨高山には何度も行ったことがあるが、奥飛騨温泉郷には行ったことがなかった。 
ところが同級生の作家の嵐山光三郎君の『快楽温泉101』という本を見ると、奥飛騨温泉郷の一番奥にある新穂高温泉の露天風呂に浸かった気持良さそうな彼の写真があった。『これは入りに行かねばならぬ!』と思ってしまった。 


そこで同級生で作っている秘湯研究会の5月の行事は奥飛騨温泉郷と決めた。 
参加者の6人が5月18日にJR国立駅近くに集合する。 
S君が提供してくれたアルファードというワゴン車で目的地に向かう。 
 
安房トンネルを抜けて信号を右に曲がると、そこからが奥飛騨温泉峡である。 
手前から平湯、福地、新平湯、栃尾、新穂高と5つの温泉地が続く。 
 
一番奥の新穂高温泉は北アルプスに登る人達の登山口ともなっている。 
 
 
そこで我々はその雰囲気だけでも味わう為に、ロープウェイに乗って山頂近くまで行った。 
 
北アルプスの山々 
 
そこには素晴らしい景色が広がっている。 
若ければ、徒歩で登ってみたいような景観の山々である。 
 
北アルプスを堪能した後に、我々は嵐山君の推薦している新穂高温泉の深山荘へ入る。 
 
深山荘 
 
車を停めて吊り橋を歩いて渡る。もうそこからが秘湯風で良い雰囲気だ。すぐに露天風呂に行く。 
 
 
前夜の大雨で川沿いに5つある露天風呂のいちばん川に近い風呂が洪水で土砂に埋まってしまっている。 
2つ目の風呂に入ったが、それでも轟々と流れる川の水に自然の脅威を感じて、自然の恵みのお湯を堪能する。 
泉質は単純泉だが、ほのかに青い色である。 
天然掛け流しの温泉に入り、旧友達と語らう夜は幸せいっぱいであった。 
 
深山荘の貸切り露天風呂で筆者 
 
それにしても、食後にみんな一斉に何の薬だか知らないが、飲み始める。薬を飲まないのは私だけだ。 
だから年寄りは嫌なんだなー。(続く) 
 
(おまけの話) 
今回の旅行の同行者はみんな中学・高校時代の同級生である。 
Y君は元おむつ洗濯会社の社長である。 
もう1人のY君は元材木商の社長である。M君は昔は演歌歌手で、元レコード会社のディレクターである。 
E君は元ケーキ店の社長で、いまは不動産管理業である。 
たった1人の半現役のS君は建築塗装会社の会長である。それに元機械製造会社の社長だった私の6人である。 
 
みんな一国一城の主であったので、我が儘者ばかりである。それだけに話が面白い。 
 
今回はその中のM君の話である。彼は大学を卒業後、演歌歌手になりたくてある人を訪ねて、そこに弟子入りした。 
そして運良く、3年後に歌手デビューを果たした。 
更に運良く、デビュー曲がヒットし、我々が3万円くらいの給料の時代に70万円も毎月お金が入って来ていたそうだ。 
 
ある時、私がNHKテレビを見ていたら、『今年、成人式を迎えた歌手の方々です』とアナウンサーが紹介した中に、そのM君がいた。その時のM君は既に25歳くらいだったと思う。 
芸能界なんてそんなものか? 
 
そんな彼に、私が演歌以外でも絶対勝てないことがある。 
なんと彼は今の奥さんが4人目である。 
善意に解釈すれば、4人目にしてやっと理想の人に巡り合ったのである。 
私の場合はどうか?。それは『言えない』。 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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