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[2009.06.18]
■アナログとデジタルが同居する町
同級生の大高明君はプロのカメラマンである。 
彼は私達が作っているデジカメクラブの顧問でもある。 
彼に撮影技術を指導してもらおうということになり、6月13日に東京ミッドタウンにある富士フォトサロンに都合のつく3人が集った。 
 
その日は彼が所属する『日本旅行写真家協会』の主催する『旅の記録・地球の未来』という写真展が開催されていて、大高君もそに出展している。 
 
案内状から大高君の作品 


やはりプロの作品は素晴らしいと思う。大高君の作品はスリランカの茶摘み娘の写真で、題材も雰囲気も素晴らしい。 
写真展を見た後に、彼のオフィスがある勝鬨に向かう。 
 
この辺りは下町で工場や倉庫が多かった場所だが、今では銀座に近いという利便性から超高層マンションだらけである。 
 
隅田川に繋がる水路 
 
佃島から月島へと隅田川沿いを、写真の題材を探しながら歩く。超高層マンションがデジタルなら、古い家々はアナログである。 
横丁に入り、ビルの谷間の町にまだ少しだけ残っている江戸の香りを撮影する。掃除の行き届いた清潔な横丁のアチコチに水汲み用の手汲み井戸があるのに驚く。 
 
 
開かずの勝鬨橋の下をくぐり抜けると、そこが大高君のオフィスのある場所である。 
 
勝鬨橋 
 
向い側にはマグロを積んだ船が築地市場の岸壁に横着けになっている。 
水上バスと観光屋台船が忙しそうに行き交うのが見える。 
 
築地市場と東京タワー 
 
大高君のオフィスに落ち着いてから、彼に写真を見てもらい評価をしてもらう。彼は穏やかな性格なので、同級生だというのに辛辣な評価はしない。 
 
撮影アングル、絞り、トリミングなどを指導してもらったら、見違えるような写真となる。 
いくつになっても、同級生というのはいいものだ。 
 
(おまけの話) 
かなり前にカメラはフィルム式からデジタル式に取って替わられた。でも、その予兆は以前からあった。 
かなり前のことだが、ワープロが世の中に出て来た。 
その時にいち早くワープロを買った私は、その便利さを知った。 
 
その頃、日本タイプライターという会社で部長をしていた先輩がいた。私は、『先輩、いずれタイプライターはワープロにとって代わられると思いますよ。今の内にワープロに対応するようにしておいた方がいいですよ』と言った。 
 
その時に先輩は『公的機関や大会社では公式文書はタイプライターで打ったものでないと受け付けない。タイプライターが無くなることはあり得ない』と、かなり自信を持って私に言った。 
 
それから5年もしない内にワープロがタイプライターを駆逐してしまい、その会社は経営難となり、大手の会社に買収されてしまった。 
 
技術の進歩と変化は予想以上に速い。 
私のワープロ経験で、デジタルカメラの未来の姿が見えたのだった。その為にフィルムカメラに関係していた私の友人達はビジネスで大きな打撃を受けてしまった。 
中にいた人達にとっては、あまりに変化が激し過ぎたようだ。 
 
こういう場合は、かえって当事者よりも外部の素人の方が見えるのかもしれない。 
こういうのを『岡目八目』と言うのだろうか? 
デジタルカメラというものは、『パソコンにレンズが付いたもの』なのである。 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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