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[2009.07.06]
■芸術は暑いのである
市内から少し西に行った丘の上にある噴火湾文化研究所で28日の夜に『絵画コレクション室オープニング・セレモニー』というものが開催された。 
 
伊達市在住の芸術家の野田弘志画伯の作品を集めた部屋を噴火湾文化研究所内に設けたので、それを機会に野田画伯の講演を聞いて、更に作品の解説もしてもらえるという素晴らしい企画だ。 
 
野田画伯は私の住んでいるコテージからすぐの場所にアトリエを持っており、同じ町内なので親しくさせて頂いている。 
当日は講演会場のゲストハウスには70人ほどの人達が集まった。 
 



用意された部屋はクーラーが無い。当日は夕方になっても暑くて、狭い室内は熱帯のようになった。 
網戸が無いので、少しだけ開けた窓から藪蚊がどんどん入って来る。 
 
野田画伯が熱心に芸術を語るのだが、みんなは藪蚊が気になってしまい、折角の高尚な話も落ち着いて聞いてもいられない。 
 
やっと講演が終り、外へ出た時は『芸術とは暑くて、痒いんだなー』と思った。 
その後に今回の目的である絵画コレクション室に移動して、野田画伯の作品を見ながら解説を聞く。 
 
 
当日は野田画伯の作品を見た帰りには特別アトラクションが用意されていた。それは癒しのあかり『竹灯篭』である。 
 
 
埼玉県長瀞の竹林から切り出した青竹で作られた竹灯篭を噴火湾文化研究所のプロムナードに飾ってある。野田画伯の絵画も良かったが、これも素晴らしいイベントであった。 
 
(おまけの話) 
私の両親は大変に仲が良かったということが、子供心に記憶にある。 
私の知っている範囲で、オヤジがオフクロに向かって声を荒げたのを見たのはたったの1回だけである。 
 
そのたった1回の原因が『藪蚊』であった。 
昔の家はクーラーが無いので、夏はいつも藪蚊に悩まされていた。 
網戸を通り抜けて藪蚊が居間にもブンブン飛んで来た。 
 
 
ある時、その藪蚊がオヤジの首の後ろに止って血を吸っているのをオフクロが見付けた。 
オフクロはなにを思ったのか、いきなりオヤジの首の後ろを叩いた。 
驚いたオヤジは突然のオフクロの反乱に戸惑い、大声で『なにをするんだ!』と怒鳴った。 
 
オフクロは言い訳をしていたが、気が済まないオヤジは怒ったままだった。 
子供の私はそこに居られずに、そっとその場を去った。 
あの後、2人はどうやって和解したのかなー? 
 

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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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