■北海道は変な焼き鳥
長い間、私は全国的に焼き鳥は「鶏肉」と思っていた。 ところが北海道に来て驚いた。
伊達でもそうであるが、この辺りの焼き鳥は豚肉で作る。
では正統派である鶏肉の焼き鳥はなんと言うか?
これが可笑しいことに、『鳥の焼き鳥』と言うのである。
なんともややこしい話である。
その豚肉の焼き鳥の美味しい店が室蘭にある。
中島町の交差点から少し海岸に向かった飲食店街の中にある『伊勢広』の豚肉の焼き鳥は美味しい。
伊勢広の看板
そもそも豚肉の焼き鳥は室蘭が発祥の地であるらしい。
この伊勢広には伊達市内のOさんに連れられて行ったのが最初である。
夫婦2人で切り盛りするカウンターと座敷のある洒落た店で、ここはお世辞でなく美味しい。
色々な手作りの『おばんざい』があり、私も女房も大好きな味付けである。
お値段も手ごろで、何度でも行きたい店の1つである。
最初は驚いた豚肉の焼き鳥も、今では大好きとなってしまい、東京でも時々それが食べたくなるほどである。
豚肉の焼き鳥
(おまけの話)
そもそも私がなぜ伊達に来たか?
私の中学・高校時代の同級生のA君が今でも室蘭市に住んでいる。彼は白鳥台の工業団地で工場を経営している。
かなり前だが、彼の会社は室蘭市の企業誘致に応募して、神奈川県から室蘭にやって来た。それ以来、ずーと室蘭に住んでいる。
だが、東京の同級生達は北海道の工業都市とイメージのある室蘭には誰も来たくないので、わざわざやって来る人はいなかった。
そんな時に、我々夫婦は『一度だけは行ってやるかー』と思ってやって来て、一緒に積丹半島を2泊3日でドライブし、その時に道南の魅力を発見した。
そして、たまたま通り掛かった伊達市に来るようになったのである。だから、伊達市には誰も知り合いもいなかったし、縁も無かったのである。
それが、今ではこんなに伊達に深く入り込んでしまった。
伊達市街を望む
それほど、この町は魅力があり、いい人達が多く住んでいる。