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[2009.07.21]
■朝の4時から
風呂から出て伊達の町に夕食を食べに行こうとしていたら、ゴルフ場のKさんから電話があった。 
『いまTさん達のグループと一緒に遊々亭で会食をしているが、こちらに来て一緒に食べないか?』というお誘いであった。 
 
どうせ夕食を食べるのだから、どこでも同じと思い行くことにする。 
Tさんは毎年夏にこのゴルフ場にやって来る人で、私よりも一回りくらい上の年齢だが、元気が良い。 
お仲間も元気な人達ばかりで、大いに飲み、食べる。 
 
遊々亭 


そんな会食の中の話で、行きがかり上、驚くような約束をしてしまった。 
その日は雨でゴルフを半分で切り上げたそうだが、心残りの2人が、どうしても明日の早朝にゴルフをしたいと言う。 
そこで、私はご馳走になった勢いで、『朝の5時に私がカートを運転してスタートします』と言ってしまった。 
 
焼肉パーティ 
 
それには理由がある。 
その日の午前8時48分伊達紋別駅発のスーパー北斗で東京に戻る女房を駅まで送らなければならない。 
その前にゴルフを終らせなければならないからだ。 
 
酒も飲まない私なのに、焼肉の勢いでとんでもない約束をしてしまった。 
『酒の上での空約束』というのはよく聞くが、『焼肉の上での約束』は、なんと言っても素面なので、忘れたふりは出来ない。『焼き肉も人を酔わす』ということを初めて知った。 
 
(おまけの話) 
年寄りの朝は早い。 
この頃は5時間も寝れば十分となってしまった。 
4時に目が覚めてしまったので、カートの準備を始める。 
コテージの外に出ると、ゴルフに同行する2人が音を聞き付けてやって来た。 
私のカートにゴルフバッグを積み込んで、すぐに出発である。 
 
午前4時40分 
 
スタートしたのは4時40分であった。 
まだ薄暗く、霧がコースを覆っていて、よく見えない。 
それでも上手な2人は問題が無い。 
真っ直ぐしか行かないからだ。 
 
 
私はカートの運転をしながら、合間を見て自分のボールを打つ。 
キャディを兼ねているので、自分のボールは適当に打って2人のボールの確認に忙しい。ハーフラウンドは1時間20分という短い時間で終った。 
 
 
ところが終ってみれば、私が一番良いスコアの『39』であった。ここ2~3年は出していない好スコアであった。 
何事もあまりに力を入れずにやると、結果が良いのかもしれない。『早起きは三文の得』とはこのことか? 
 
今度、スコアが悪くなったら、午前4時からプレイしよう。 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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