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[2009.07.29]
■日照りに不作無し
北海道の気候が変だ。 
私はここへ来て7年目だが、毎年少しずつ気候が変わって来ているように感じている。 
地球温暖化の影響が、ここにも出ているのかもしれない。 
 
特に今年は雨は多い。しかも7月になっても寒い日がある。 
その影響でこの辺りの農家は大変なことになっている。 
その様子を伊達のレタス農家の菅原さんがブログに書いている。『日照りに不作なし』という言葉は初めて聞いた。 
 
レタスの収穫 


私も長雨の影響に付いては、肌で感じていた。 
イコロ農園のスイカが受粉しない。ジャガイモの茎が変色し出した。 
例年は水不足の田圃は畦道らか水が溢れていて、水の中には見慣れない雑草が生えて来ている。 
 
道路を走っていると、収穫間近の麦が倒れて腐りかけているのが見る。 
 
倒れた麦 
 
ジャガイモ畑が変色している。 
長雨の影響がアチコチに見られる。 
 
昨年は壮瞥町のサクランボが受粉期の寒さで、壊滅的な打撃を受けた。 
今年は豊作になったが、週末の雨で観光客が少ないようだ。 
 
小豆畑 
 
農家は工業と違い、翌年に昨年分の損を取り戻すということは出来ないのであるから、ビジネスとしては気の毒である。 
 
私はズーと『農業に日照りは困る』ものであると思っていた。ところが、実際は『農業に長雨は困る』と知った。 
以前は時々、テレビなどで見る『雨乞い』の儀式を見ていたので、そう思っていた。 
でも、『雨止め』の儀式なんて聞いたことがないけどなー。 
 
トウモロコシ 
 
(おまけの話) 
そもそも、『北海道には梅雨が無い』と聞いていた。 
ところが、今年は6月はズーと雨だったようだ。 
晴れ男の私が来た6月22日を境に、晴れの日が続いた。 
ところが、それも長く続かずに、7月になってからも雨の日が多い。 
 
丘の上から 
 
現役の時は特別に『梅雨が嫌』ということもなかった。 
仕事が工業だったので、常に屋根のある場所で働いていたからである。 
家にいる時も、『雨もいいねー。落ち付くからねー』なんて言っていた。 
 
今でも東京にいる時に雨が降ると映画館に行くことが多い。車で行って映画を見て、食事をして買い物をして帰って来るので、雨に濡れ 
るということもない。 
 
ところが、伊達に来て『長雨は困る』と思うようになった。 
『無い』と言われていたものが、『ある』と困るのである。 
例えは悪いが、歌舞伎町で客引きのあんちゃんに『2000円ポッキリ。追加料金は無し』と言われて入ったら、『テーブル・チャージは別』とすごまれたようなものである。 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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