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[2009.07.23]
■鹿の肉とカラスの肉
山の上では朝から雨が降っていたので、下界はどうかと思いTさんに電話してみた。『こちらは雨が降っていないよ』と言うので、山を下りてイコロ農園に行ってみる。 
 
採り残した「ひえ」を片付ける為である。 
すると、そこにKさんがいて、鹿肉を1キロも持って来ていた。 
『これをみんなで食べよう』ということにな、用意が始まる。 
私は火をおこす。 
 
シカ肉 


町からKさん、Sさんも呼んで、7人で鹿肉パーティが始まる。 
Tさんは言う。『鹿肉はすぐに硬くなるので、レアで食べろ』。 
私はステーキのレアは苦手なので、ミディアムにした。 
すると硬くて美味しくない。 
 
 
Tさんがお土産にもらって持っていた高山名物の『朴葉味噌』を出してきた。 
私の姉の旦那は高山出身なので、朴葉味噌のウンチクを述べる。 
炭火の網の上に乗せた朴葉味噌で焼いた鹿肉は絶品である。 
 
 
Tさんは鹿肉を味の濃い高山味噌に浸けてしまったので、折角の高価なワインで味付けしたことが台無しになり不満のようだ。 
でも、食べ物は美味しい方法で食べるのが一番なのである。 
 
(おまけの話) 
鹿肉なんて珍しい肉を食べたので、みんなは『おれは犬を食べた』なんて嘘のような自慢話が始まった。 
 
私が今までに食べた肉は、牛豚鶏以外では、『ワニ、鳩、猪、カンガルー、ダチョウ、ウサギ、キジ、エルフ』くらいだろうと思う。 
その中ではエルフのステーキが美味しかった覚えがある。 
最近はここに来てから食べるようになった羊も美味しいと思うようになった。 
 
そんな中でSさんは、なんとカラスの肉を食べたと言う。 
札幌のレストランで食べたというが、本当だろうか? 
 
カラス 
 
味を聞いてみたら、『硬くて美味しくない』と言う。 
そして更に、『美味しければ、町からカラスが居なくなっている』と言った。 
そう言われてみれば、その通りである。 
 
食糧難の時代が来ても、カラス肉があると分かって少し安心した。 
 
イコロ農園のプルーン 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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