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[2009.07.24]
■慣れておいたほうがいいか?
女房が1週間の予定で東京に戻って行った。 
私はその夜からは、コテージで1人である。 
それを知った壮瞥温泉病院のFさんから電話があった。 
『奥さんがいないなら、病院に隣接している老人介護施設に来て、一緒に露天風呂に入り、そして泊りませんか?』。 
 
最近はあまり驚くことの無くなった私でも、これには驚いた。 
私は自分の認識では、まだ介護には早いと思っている。 
露天風呂には異存は無い。でも、介護食と宿泊には抵抗がある。 
 
壮瞥温泉病院 


折角のお誘いだし、もうこうなったら『今から介護に慣れておくかー』と開き直って出掛けて行った。 
 
今から介護に慣れておくのが良いのかどうかは疑問だが、私からその話を聞いたTさんは、「どうせなら、若い女性の介護師3人くらいで風呂に入れてもらったら」、「その際は保険証を忘れずに」なんて言っていた。 
 
露天風呂 
 
私の希望としては、『介護を受けるようになる前に、あちらに逝きたい』。 
でも、その時の為に今から慣れておいた方がいいのか? 
その時が近づきつつある今の私にとっては、かなり難しい問題である。 
 
食堂 
 
(おまけでなく、本番の話) 
午後5時に夕食を食べに食堂に行く。 
100人ほどの入所者が一斉に食事をしている。4~5人の介護士が食事の世話をしている。我々の世話はしてくれない。 
 
夕食 
 
食事をしてから、介護用風呂場の外にある露天風呂に入る。この露天風呂には今までにも2回ほど入っているが、私は気に入っている。 
Fさんに色々と聞いてみた。 
ここの入所者の平均年齢は84歳くらいで、女性が90%くらいだ。 
 
食事の際の晩酌は禁止だそうだ。酒飲みだった人には辛いかもしれない。 
タバコは保管されていて、許された時間に許された場所で1本だけ渡されるという。これも火事を恐れてのことである。 
 
・・・ということで、全ては介護施設で過ごしたような書き方だが、実は宿泊はゲストハウスに泊まった。 
夜食には文七の寿司を用意してくれて、それを壮瞥町のIさんが伊達まで引き取りに行ってくれた。そして、デザートにサクランボまで持って来てくれた。 
 
朝食 
 
翌日は午前7時少し過ぎに食堂に行って、介護朝食を食べる。夜勤の介護士さん達の献身的な働きを見ていたら、なんだか凄く感動した。 
でも、露天風呂はいいが、入所するには「ためらい」がある。 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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