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[2009.08.18]
■3人寄ればジンギスカン
『北海道の夏』と言えば、私にとっては『ジンギスカン鍋』である。 
北海道に来る前はジンギスカンを食べたことがなかった。 
ところが、こちらへ来て食べる機会が増えると、東京に戻っても食べたくなるから不思議である。 
 
ジンギスカンはラム肉に味付けがしてある。 
タレは色々あるが、Nというブランドが私は好きだ。 
生ラムは値段が少し高いが、焼いてからタレを付ける。 
これも美味しい。 
 
味付け肉 


ここでは夏になって人が3人以上集まると、『ジンギスカンを食べよう』ということになる。その理由は色々あるだろうが、先ず『安い』、『腹がいっぱいになる』、『同じ鍋を突っつくことで親しくなる』という利点がある。 
寿司を一緒に食べても、親しくはならないのである。 
 
味付け焼肉 
 
スーパーマーケットに行って肉売り場を見ると、東京とはだいぶ違う。 
ジンギスカン用の肉が大きなパックに入って売られている。 
地元の人はそれを買って、海でも山でも湖でも自宅でも、その辺でも、どこでも焼いて食べる。 
 
生ラム肉 
 
『北海道の人はジンギスカンが好きなんだねー』と私が言ったら、農家のIさんが、『違うよ。北海道は貧乏だったので、内地の人と違って牛肉は食べられなかったんだよ』と言っていた。本当かなー? 
 
生ラム焼肉 
 
 
(おまけの話) 
東京から来た友人達にはジンギスカンを食べに連れて行く。みんな『美味しい』と言って喜ぶ。 
 
いつでも気楽に食べられる場所はトーヤレイクヒルGCの付属施設にあるパークゴルフ場のレストランである。ジンギスカンを食べながら洞爺湖が見られる。 
『1粒で2度おいしい』というグリコみたいなところである。 
 
パークゴルフ場から見る夕焼け 
 
イコロ農園で食べるジンギスカンも捨て難い。 
海からの風が頬をなでる。その後、五右衛門風呂に入る。 
ジンギスカンと五右衛門風呂が一度に楽しめる場所は他には無い。 
 
岩倉果樹園で食べるジンギスカンも素朴で美味しい。 
食べた後に「サクランボ狩り」が出来る。 
洞爺湖沿いの旅館『いこい荘』や『湖畔荘』の裏の倉庫で食べるのも楽しい。 
ラム肉を焼く煙の向こうに、夕暮れの洞爺湖の中島が霞んで見える。 
 
そんなに美味しいジンギスカンなのに、東京に戻ると全く食べなくなる。 
ジンギスカンとは北海道の地であるからこそ、美味しいのかもしれない。 
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▼コメント(4)
名前:Y瀬M保  2009.08.18 15:40:10
橋本さん、いつも楽しく読んでいます。Y瀬です。  
牛肉は、大人になるまで意識して食べたことありませんでした(私、北海道生まれ&育ちの40代)ラム肉は安くてよく食べていたというのは本当で、冷凍の、まるく成形されたものしかありませんで、どこの家庭でもそれを自家製のタレにつけこんでおいて、食べました。肉自体、今ほどおいしいものではなかったように思います(それでもおいしかったですけど)。生ラムがどこにでも出回りはじめたのは、わりと最近のことです。  
 
肉といえば、あとは豚肉で、  
すき焼きも当然のように豚肉だったので、今でも牛肉のすき焼きはパンチが足りない、という気持ちになって、豚を使ったりしています(お金のモンダイではなく(笑))  
たぶん当時は北海道ではほとんど肉牛を育てていなかったのでしょうねえ。 
名前:u.a.f.  2009.08.18 14:38:11
二昔前、伊達市に移住・・・  
あのとき感動した夕焼け、橋本さんのブログから、飛び出してきたときにはこれまた驚きました。  
 私にとって、思い出深く大感動を、与えてくれた写真ありがとうございます。 
名前:橋本  2009.08.18 13:37:05
竹森さんへ。小金井市に住んでいたのですかー!驚きです。私達は小金井市から伊達市に来ているのですから・・・。奇遇ですねー。  
伊達市に遊びに来て下さい。 
名前:竹森雅博  2009.08.18 12:03:40
橋本様;初めてコメントさせていただきます。伊達市に興味がありこれまでに関連するサイトを調べたりしていましたので、以前から貴Blogは愛読していました。実は私もこの記事内容と同様な経験があり、これまでジンギスカンは自宅(小金井市)では食べたくなる料理ではなかったのですが、札幌に嫁いだ娘のところに来るとどういうわけか食べたくなる食材なのです。そもそも肉質が違うのか、鮮度の問題なのか、気候の影響なのか...とにかく違うのですね。でも自宅では周囲への煙と匂いを考えると、やっぱり料理しにくいメニューでした。現在は札幌に転居しましたので、大いに楽しんでいます。北固有の幸として市民権を持たせておくことが良いのかなと感じています。 

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プロフィール
心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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