■『いわしが1万匹』
『いわしが1万匹』という言葉に惹かれて、登別マリンパークニクスへ行った。 関東地方で大きな水族館を見慣れている私達には少々物足りない。それでも大きな水槽の中を泳ぐ魚達を見て、女房は大満足であった。
『1万匹のいわしと一緒に泳ぐサメ』という触れ込みであったが、見たところだいぶ数が少ないように感じた。
神奈川県の八景園で見た35000匹の迫力には敵わない。
ここの特色なのか、『海の生物に触れる水槽』は初めての経験である。ヒトデや小型のエイなどを手で触れる。
でも毎日のように触られる動物も迷惑な話だ。
登別からすぐ隣の白老町に、毎年のように伊達市に来ていたHさん夫婦が来ていることを聞いていた。そこで電話をしてみた。
すると、『家にいるから、来ないか?』と誘われた。
国道から少し奥に入った場所に案内されて驚いた。
田舎の原野に忽然とアメリカの住宅街が現れたのである。
アメリカン・ハウス
サイズは少しミニ版であるが、まさにこれはアメリカである。白老でアメリカを体験するとは思わなかった。
(おまけの話)
ミニアメリカ住宅地を見たら、カナダのオタワの住宅街を思い出した。
10年以上も前にカナダ在住の台湾人Kさんの招きでオタワに行った。その時にKさんの家に招かれて食事をご馳走になり、暗くなってからレンタカーでホテルに戻った。
翌日は午前7時30分にゴルフに行く為にKさんの家で待ち合わせとなった。
ところが、帰る時は暗かったのでよく分らなかったが、朝になったら風景が全く違う。カナダの住宅地の道路は碁盤の目になっていない。
どこを走っても同じような風景である。近くにいるはずだが、行けない。
遂に約束の時間が過ぎてしまった。
今のように携帯電話が無かったので、連絡も出来ない。
焦っていたら、その内に心配したKさんが探しに来てくれた。
それ以来、初めての場所はメモを取るようになった。
それでも、時々は迷う。