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[2009.08.26]
■今年はカレー
昨年の夏にひょんなことから虻田の石田内科で血液検査を受けた。 
それで私が前立腺癌であることが発見された。 
それまでは全く自覚症状も無かったので、石田先生に発見されなければ、今でも気が付かないでいて、癌を悪化させていたと思う。 
 
そういう意味で石田先生は私の命の恩人である。 
その石田先生に毎年、半ば強制的に夏の間に自宅での食事に呼んでもらっている。 
 
テーブルセッティング 


石田先生は医療技術だけでなく、料理も上手である。 
その料理をご馳走になるのが、私達の夏の恒例行事となっている。昨年は『カニ入りパエリア』で、これは絶品であった。 
 
今年のテーマは『カレー』だという。 
私はカレーが大好きだから文句は無い。 
 
盛り付ける 
 
約束の12時にお宅に2人で伺う。 
まだ石田先生は調理の真っ最中だった。 
私達を招待する為に今までにカレーを3回も作ったと聞いた。 
 
前菜各種 
 
前菜も豪華にカニやウニ入りのゼリー寄せである。 
肝心のカレーは北寄貝、イカ、エビが入った豪華なシーフードカレーだ。 
材料費にお金が掛っているだけに、どれも美味しい。 
それに腕も上達した。・・・・と、思う。 
 
留学先から戻った2人のお嬢さんも一緒に、楽しいひと時を過ごした。 
この時ばかりは『伊達市に来て良かったなー』と思う。 
また、来年の夏も楽しみである。 
 
シーフードカレー 
 
(おまけの話) 
私の女房は以前は料理研究家として活躍していたが、私の引退と同時に、あっさりとその仕事を辞めた。 
 
『門前の小僧、習わぬ経を読む』という諺がある。 
それに倣えば、私は『門前の亭主、習わぬ料理をする』となる筈であるが、それが全然駄目なのである。 
 
私が出来るのは、『朝食を自分で作って食べる』くらいである。 
 
石田邸の還暦祝いの魔女 
 
『作る』と言っても、コーヒーを入れ、パンを焼き、バターと蜂蜜を塗って、冷蔵庫のヨーグルトを出し、食べるだけのことである。その後に、必ずグレープ・フルーツを食べる。 
 
これ以外に出来る料理は、『米をといて炊飯器のスイッチを入れる』ことだけであるから、殆ど出来ないに等しい。 
『たまには何か料理を作ってよ』と言う女房への言い訳としては、『他人の領域を侵してはいけない』という自分に都合の良いものなのである。 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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