■台風の為に18時間
伊達滞在の最終日は片付けと、車への積み込みの予定をしていた。だから、その前の日は最後の時間をユックリと楽しもうと思っていた。 午後6時30分からはお別れ会も予定されている。
午後5時少し前に携帯電話が鳴った。
出てみると商船三井からだった。
明日の夜に私達が乗るカーフェリー会社である。
係の女性が、『明日のフェリーは台風の影響で欠航となりました』
函館港で
これには驚いた。
伊達では全く台風の『たの字』も無い。私は焦った。
明日はどうやって東京へ帰るかを考えた。
色々と考えたのだが、最終的には『函館からフェリーで青森に出る。その先は青森に着いてから考える』というものとなった。
なっちゃん
お別れ会を終えてから慌てて帰り仕度を始めた。
片っ端から荷物を車に積む。
ここへ残していく物は箱に詰める。
どうやら終ったのは0時30分であった。
すぐに寝て、午前5時に起きる。
起きたら食事もせずに、すぐに出発する。
函館港のフェリー乗り場に着くと、壮瞥町のIさんが見送りに来た。前日から同窓会のゴルフ会で函館に来ていたそうだ。
お土産に、せっかく優勝して獲得した北海道米『ふっくりんこ』を10キロくれた。
帰ってから、Iさんは女房に怒られないかなー?
なっちゃんから
とりあえずは午前10時45分の定刻になり、高速フェリー『なっちゃん』は函館港を出たのである。
ここでは全く台風の影響は無い。
(おまけの話)
青森には午後1時30分に到着した。
ここでも台風情報は無いが、こちらへ来るらしいと分かり、行けるところまで行くことにした。
岩手山付近で
疲れて駄目になったら、どこかで泊ろうと決めて走る。
盛岡に来たら、まだまだ快調である。
次に仙台に着く。まだ行けるという感じがする。
菅生PAで夕食にする。
雨が降り出したので、先を急ぐ。
郡山に来たら、かなり疲れている。
でも、ここまで来たらもう少しと思う。
東北自動車道
宇都宮に来たら、なんだかもう着いたような気がした。
関東地方に入ったからだろう。
そして、年甲斐もなく、そのまま小金井まで帰って来てしまった。
着いたのは、午後11時40分であった。
青森からは9時間、伊達からは18時間の長旅であった。
もう、こんな無理はこれが最後で、来年はもう出来ないと悟った。
多少の救いは、帰って来た日が日曜日だったので、青森から1000円で来られたことくらいかー。