■怒っているのか?ラーちゃん
私達が夏の間、伊達に行って留守をするので、その間だけ東京の中心部に住む娘に我が家の愛ネコ『ラーちゃん』を預けている。 娘は仕事が忙しいので、平日はあまりラーちゃんと遊べない。
そうなるとラーちゃんはストレスが溜り、凶暴となるようだ。
ソファーで休んでいると、いきなり噛み付くそうだ。
我が家にいる時も、私には噛み付く。
私が怒ると本気で向かって来る。ラーちゃんはなにを怒っているのか?
ある時はテレビのリモコンで殴ったら、リモコンが壊れてしまった。それほど凶暴になる時がある。
それはウズベキスタンでの野良猫生活の名残かもしれない。
ウズベキスタン(週刊文春から)
そのラーちゃんを2ヶ月半ぶりに引き取りに行った。
久し振りに会ったラーちゃんは私を見て、警戒をしてソファの下に隠れる。
私が無理やりに抱き上げると、あまりいい顔をしない。
もう私のことなど忘れてしまったのかもしれない。
家に連れ帰ったら、さすがに嬉しそうだった。
先ずは家中を探検して廻っている。
夜になって私が寝ると、寝室の中に入って来た。
私が寝ていることを確認すると、2階の女房の寝室へと去って行った。
ラーちゃんは頼りない私の代りに、我が家の主のように家のことを心配してくれているのかもしれない。
(おまけの話)
ラーちゃんには弱点がある。
1つは獣医さんだ。白衣を見ると、それだけで大人しくなってしまう。
もう1つはケージである。
ラーちゃんを運ぶ為のプラスチック製のケージを見ると、ベッドの下に潜り込んでしまい出て来ない。
だから連れ帰る時は、絶対にケージを見えるところに置かない。いきなり抱き上げてから、ケージに押し込む。
帰りの車の中では帰れると分かっているのか、静かにしている。
家が近付くと、鳴き声を上げる。
家が近いことが分かっているのか?そんなに頭は良くないと思うが・・・。
でも、家に連れ帰ると嬉しそうに家中を探検して廻っている。
そして、落ち着くと何事も無かったようにソファーで寝ている。
遠くウズベキスタンから日本にやって来て、我が家でやっと安楽の生活を見付けたのであろう。
我が家のような家に飼われるなら、来世は猫になるのも悪くないなー。